会見で意気込みを語ったジョーダン・スピース(Photo by Mike EhrmannGetty Images)

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<全英オープン 事前情報◇15日◇セントアンドリュース・オールドコース(7,297ヤード・パー72)>
 第144回全英オープン選手権を翌日に控えた15日、ジョーダン・スピースが公式記者会見に登場した。
 4月の『マスターズ』では初日から首位を守りぬいて完全優勝を果たすと、2か月後の全米オープンでも粘り勝ち。あっさりとメジャー2連覇を達成したスピースは、球聖ボビー・ジョーンズ以来の年間グランドスラムを狙う。
 「すでに今年は、僕とチームに素晴らしいことが起きている。そしてゴルフの歴史上で一人しか達成したことのない年間グランドスラムを狙える機会は、そうは巡ってこないだろう。楽しみにしているよ」
 前週のPGAツアー『ジョンディア・クラシック』でも優勝し、今季すでに4勝。21歳の若さながらで老獪なベテランのような落ち着きがスピースの強みだ。「(先週の)最大の狙いは、週末のプレッシャーに対応してベストパフォーマンスを出すことだった。そういった状況で僕がどのような傾向に陥るかを分析して、メジャーのプレッシャーに当てはめて、微調整をすることだったんだ。結果的に考えていたゲームプランどおりにことが運んで、試合ではそれが実践できた。万事うまくハマって満足している」
 だがリンクスでの経験値が低い選手がセントアンドリュースで勝つのは、容易なことではない。一部マスコミからは準備不足を懸念する声が聞こえてくる。

「ゴルフシミュレーターでもオールドコースを試したよ(笑)。とはいえ、それが今大会に向けての準備だとは当然言わない。現場では、風によって状況は大きく異なる。(シミュレーターのあった部屋は)気温20度に保たれて、エアコンから強風も出てこなかったしね(笑)」冗談を交じえつつも、実際は月曜日に米国から現地入りするとその足で早速1ラウンドをこなし、夜7時過ぎまでコースでスピースの姿が見られた。
 「現地に到着して本格的な準備が始まった。月曜日に18ホール回って、昨日も10ホールプレーした。今日もこれからフルで回る予定だ。普段の大会よりも大目にプレーするけど、このコースはトリッキーだから準備が必要だ」
 勢いと落ち着き。ゴルフにおいて重要な2つの精神的強さを併せ持ったニュースターには、メジャー3連勝に向けて抜かりはない。
(提供:全英オープン日本版公式サイト)
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