U-17代表で高まったスピード感と集中力、MF黒川「気持ちが折れちゃうと自分たちの流れが掴めない」

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 国際ユースサッカーin新潟(18日〜20日)に出場するU-17日本代表は15日午前、約80分間のトレーニングを行った。昨日と同じように、チームはGKを含めた7対7などを行ったが、選手、チーム関係者たちが口にしていたのは意識の変化。前日14日のトレーニング後に1世代上のU-18日本代表候補のトレーニングを見学した選手たちはこの日、意識的に1タッチプレーが増えるなど攻守両面でスピード感のある動きをしていた。

 加えて、内山篤監督がトレーニング中に繰り返しているのは、メニューの合間にハーフコートをジョギングする際などに「頭を切らさない」こと。練習の合間に身体だけでなく、集中力まで切らせてしまうと再開後のトレーニングのレベルも下がってしまう。選手たちもその重要性を感じ取っており、前日から改善が見られた。MF黒川淳史(大宮ユース)は「昨日の午前中はそういう(集中力が)切れている部分もあったけれど、きょうは昨日よりも集中力を維持できている。暑い中では気持ちが折れちゃうと自分たちの流れが掴めないので大事にしていきたい。ジョギングしながらでも試合のことを話したりして意識している。(連係面の確認についても)最初はあまりそういうコミュニケーションをしていなかったんですけど、監督が意識的に言ってくれているので少しずつ高まっている」と集中力や意識面の向上について口にした。

 5月にはU-18日本代表の一員として韓国遠征を行っている黒川はU-18代表候補のトレーニングを見たことでまた意識が高まったという。「もっとボールを引き込めるように、自分の良さはボール持ってからもっと活きると思うので、もっと積極的にゴール前でもう少し経由していくこと。(好パスもあったが)自分的にまだ納得していない。そうじゃないと(より貪欲に高いレベルを意識していかないと、U-18代表に)追いつかないと昨日の練習とか見て思ったのでもっとやっていきたい」と誓った。

 U-17代表の他のメンバーの多くが高校2年生という中、高校3年生の黒川は違いを示して上の世代の代表チームを目指していく。「この(U-17代表の)キャンプで差をつけていかないと向こう(U-18代表)に入っていけないので、差をつけて向こうに入っていけるようにしたい」。U-18代表とのレベル差はわずか。だが、そのわずかな差を埋めるのは簡単ではない。謙虚に差を受け止めて、目標とするところへ入っていくための努力を続けていく。

[写真]U-18代表経験者でもある黒川は集中力と意識面の向上を実感

(取材・文 吉田太郎)