亀渕昭信・ニッポン放送社長(資料写真)
ニッポン放送<4660>のフジテレビジョン<4676>への新株予約権発行を差し止めるよう、ライブドア<4753>が求めた仮処分申請で、東京地裁は16日、同地裁の差し止め命令に対するニッポン放送の異議申し立てを却下した。ニッポン放送は東京高裁に即時抗告した。

 ライブドアは「当初から申し上げている通り、互いの事業の魅力を活かして、ユーザーやリスナーを第一に考えた業務提携を築いて参りたいと考えております。また、弊社といたしましては、ニッポン放送ならびにフジサンケイグループを大切なパートナーと捉えておりますので、ニッポン放送の企業価値維持を強く希望いたします」とのコメントを発表。

 一方、ニッポン放送は「当社の正当性を確信しており、引き続き司法の場で対応してまいります」、フジテレビは「残念な結果ですが、今後も裁判が続くと思いますので、見守っていくつもりです」との声明を出した。

 東京地裁は今月11日、◇ライブドアがニッポン放送の支配権を取得しても、ニッポン放送の企業価値が著しく毀(き)損することが明らかとはいえない◇ライブドアが時間外取引でニッポン放送の株を取得したことは、証券取引法に違反しているとは認められない−として、「予約権発行はフジサンケイグループ経営陣の支配権維持が主目的で不公正」としたライブドア側の主張を認め、ニッポン放送に差し止め命令を出した。【了】