「あの恍惚感はすばらしい」長谷川博己が『ラブ&ピース』でロックスターを熱演
「今回、『ラブ&ピース』でいろんな方の取材を受けたんですが、女性の方がみなさん本当に好きだと言ってくださるのが印象的です。だから女性の方に観てもらいたいですね」と話す長谷川博己さん。園子温監督による公開中の映画『ラブ&ピース』で、うだつの上がらないサラリーマンだったのが、1匹のミドリガメとの運命的な出会いによって人生が激変していく主人公の鈴木良一を演じています。

 実は、筆者も『ラブ&ピース』は大好きな作品。園監督というと、衝撃的で残酷な作品のイメージがある人もいるかもしれませんが(個人的にはそちらも好きですけど)、本作はとんでもないパワーを持った、時に涙まで溢れる“愛”の詰まりまくった作品なんです。そんな作品に主演した長谷川さんにインタビュー。劇中で歌も披露している長谷川さんが個人的に沁みる1曲や、子どもの頃の思い出も語ってくれました。

⇒【YouTube】映画『ラブ&ピース』予告編 http://youtu.be/VNOLGXJOuKc

◆オーディエンスの前で歌うシーンは恍惚としました

――今回の作品はかなり過酷だったとコメントされていますね。

長谷川:一番は音楽です。まともな歌とかギターの経験がなかったものですから。それもまるで天から降ってきたように歌い出すというような描かれ方だったので、歌もギターもしっかりできていなければと思って、かなり練習しました。3週間くらいですかね。寝る間も惜しんで弾いていました(笑)。

――鈴木良一から、ロックスターのワイルド・リョウになり、オーディエンスの前で歌うシーンは、演技とはいえ気持ちよかったですか?

長谷川:すごかったですね。あの恍惚感は素晴らしい。気持ちよかったですよ。やっぱりミュージシャンならではの景色だと思います。撮影では500人ほどのエキストラさんが、僕が喋ると、わ〜とかきゃ〜とか言ってくれたわけですが(笑)、実際には万単位でファンの人が熱狂したりするわけじゃないですか。ミュージシャンの方って、いい意味でちょっと浮世離れしたところがあったりすると思うんですけど、それもなんだか分かる気がしましたね。

――出来上がった作品をご覧になった感想は?

長谷川:この作品では特撮や人形を使ったシーンではあえてローテク感を出したりしています。子どもたちも純粋に楽しめると思いますね。それから、昔からの夢を叶えていった鈴木良一は、成功を手にしたことで何かを失っていきます。何かを得るというのは、何かを失うことにもつながっているのかもしれないと、自分自身を振り返っても考えさせられました。

⇒【後編】「『ふたりきりになったときが一番可愛い』長谷川博己、動物好きな一面を披露」に続く http://joshi-spa.jp/302024

<PHOTO,TEXT/望月ふみ>

『ラブ&ピース』は全国公開中
配給:アスミック・エース
(C) 「ラブ&ピース」製作委員会
オフィシャルサイト http://love-peace.asmik-ace.co.jp/