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任天堂は13日、代表取締役社長の岩田聡氏が胆管腫瘍のため11日に死去したと発表した。55歳だった。この衝撃的なニュースは瞬く間に全世界を駆け巡り、国内外からSNSを通して追悼の言葉が寄せられている。

Twitterには「#ThankYouIwata」というハッシュタグが生まれ、世界中の任天堂ファンから岩田社長に宛てた追悼のメッセージが書き込まれた。言葉だけでなく、イラストやゲームのスクリーンショットなど表現方法は様々だ。14日現在もツイートは増え続けている。

何度も見たこの絵の作者さん、ようやく見つけた。Peach Bunniさんという方で、tumblrで活動してる方だったのか…想いを綴った文と共に掲載されています。#ThankYouIwata

- sdhizumi(えすでぃーひずみ) (@sdhizumi)2015, 7月 13
海外から寄せられたこちらのイラストは、Peach BunniさんというクリエイターがTumblrに投稿したもの。任天堂のキャラクターたちが、岩田社長に回復アイテムを差し出している。

Thank you Mr Iwata. You will be greatly missed!#RIPIwatapic.twitter.com/UOkjdyUa0d

- KONAMI Europe (@konamieu)2015, 7月 13
コナミヨーロッパ公式アカウントからは、岩田社長が任天堂のキャラクターと抱き合う後ろ姿を描いたイラストが「Thank you Mr Iwata. You will be greatly missed!」というコメントと共に投稿された。

#ThankYouIwataのタグに集まっている、世界各国からのたくさんのツイートが岩田社長に届きますように。これだけ多くの人びとに楽しい時間をくださってありがとうございました。

- TwitterJP (@TwitterJP)2015, 7月 13
日本語版Twitter公式アカウントもツイートしていた。

○『スプラトゥーン』にも数多くの追悼コメントとイラスト

『Wii U』向けゲームソフト『Splatoon(スプラトゥーン)』の「Miiverse(ミーバース)」にも追悼のメッセージとイラストが数多く投稿されている。「Miiverse」は『Wii U』ユーザーがゲーム体験を他のユーザーと共有するためのネットワークサービスで、『スプラトゥーン』ではゲーム内のロビーに表示される。

これまではゲームの登場キャラクターを描いたファンアートやパロディなどが主だったが、13日以降は岩田社長を偲ぶ投稿が大半を占めた。14日朝、もう一度『スプラトゥーン』を起動してみたが、変わらず多くの追悼コメントが寄せられている。

スプラトゥーン起動したら皆が追悼メッセージを送っていて泣いた。そしてこのタグでさらに泣いた。改めてご冥福をお祈りします。#ThankYouIwatapic.twitter.com/20bucabs22

- リューノ@反逆のぬー隊長 (@TpsGlobalRyuno)2015, 7月 13
ロビーが社長の追悼で溢れかえってて泣ける。#ThankYouIwatapic.twitter.com/dLgTNmqPmQ

- たかの (@etuetutakano)2015, 7月 13
すでに各所で紹介されている通り、岩田社長はHAL研究所に入社後、『バルーンファイト』や『星のカービィ』、『MOTHER2 ギーグの逆襲』などのヒットタイトルの制作を手がけ、2000年に任天堂に入社。02年に前社長・山内溥氏の後任として社長に就任した。最近では経営者としての印象が強いが、プログラマーとしても数々の逸話を残す才能の持ち主だった。

就任後は『ニンテンドーDS』や『Wii』といったハードを世に送り出し、これまでゲームをしなかった層を開拓。ゲーム人口を拡大することに成功した功績は大きい。

一方で、自らが"直接"メッセージをユーザーに届ける「Nintendo Direct」や、岩田社長自身が開発者にインタビューを行う公式サイトのコンテンツ「社長が訊く」など、任天堂の顔として精力的に活動。おそらく、ゲームのキャラクター以外では、もっとも世の中に知られた"任天堂のキャラクター"であり、だからこそ世界中のファンから愛されたのだろう。

最後に筆者自身の話を少しだけさせてほしい。現在に至るまで発売されたハードはほぼすべてそろえているが、初めて触ったゲーム機がスーパーファミコンだったことから、特に任天堂のゲーム機に対する思い入れは強い。たくさんのゲームで遊び、たくさんのことを学ばせてもらった。

最近は『スプラトゥーン』に夢中になっており、つい先日、「『Splatoon(スプラトゥーン)』は世界を塗り替えるか? ヒットの要因は、ゲーム性だけではない二次創作とネットの広がり」という記事を書いたばかりだった。まさか、その翌日にこんなニュースを目にすることになるとは思わなかった。一人のゲームファンとして、とても残念に思う。

ご冥福をお祈りします。

(山田井ユウキ)