日本が2大会連続の8強進出…後藤の得点などで逃げ切る/ビーチサッカーW杯

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 ポルトガルで開催中のビーチサッカー・ワールドカップ13日、グループリーグ最終戦の4試合を行い、日本は4−3でセネガルに勝利して2大会連続のベスト8進出を決めた。

 日本の試合前には、開催国のポルトガルがアルゼンチンに7−2と圧勝して決勝トーナメント進出を決め、勝利に沸くスタジアムでは多くの観客が残って日本対セネガルの一戦に注目した。日本のサポーターは「JAPAN、JAPAN」と大きな声援を送った。勝ったほうが決勝トーナメントに進める決戦。セネガルはポルトガルから6点を奪って勝った攻撃力のあるチームで、一瞬も気の抜けない試合となった。

 日本は3戦連続同じスターティングメンバーで挑んだ。「優勝するためにここに来た。こんなところで負けていられない」という強い気持ちで挑んでいた後藤崇介が、試合開始1分、後ろから倒されて得たFKでゴールを奪った。日本は今大会初めて先制点を決め、リードする展開に。10分には、田畑輝樹が倒されて得たFKで追加点が生まれる。FKはキーパーに阻まれるが、田畑がゴール前に突っ込み、こぼれ球を押し込むと、12月に生まれてくる子どもへのゆりかごパフォーマンスを披露した。

 第2ピリオドは4分、フリーの松尾那緒弥が狙い定めた鮮やかなゴールを決める。「蹴った瞬間に入るんじゃないかと思った。自分でもびっくりするほどいいコースにいった」というシュートで今大会3試合連続ゴールを決め、3−0とリードを広げた。9分には牧野真二から受けたボールを赤熊卓弥が早いタイミングで打って、セネガルを突き放した。

 ここまでミスのないプレーで試合をコントロールする日本は、相手にほとんどチャンスを与えていなかった。だが、最終ピリオドでセネガルが意地を見せた。9分、セネガルはバックパスを奪ってこれを決めると、10分にも長い足を振り抜きゴールネットを揺らした。4−2と2点差に迫るセネガル。リードする日本は、どこからでもシュートを打ってくる相手に、気の抜けない戦いが続いた。ベンチからは「勝っているから冷静に!」と声が飛ぶ。諦めないセネガルは、前に人数をかけボールを放り込む。セネガルはさらに1点を返し追い上げたが、反撃もここまで。日本が何とか逃げ切った。この結果、Aグループの日本は、グループステージを2勝1敗の勝点6で2位通過。

 グループリーグを突破し、マルセロ・メンデス監督は「3分間で3失点して課題が残ったが、いい意味で、選手たちがこういうミスがあるといけないということがわかったと思う。なによりも勝利ができたことが一番よかった」と安堵の表情を見せた。今大会初ゴールを決めた田畑輝樹は決勝トーナメントに向けて「やっと点がとれてチームに貢献できてよかった。僕もいい年で、今大会で6回目の出場になる。今までで一番いい結果を残したいという強い思いで挑んでいる。決勝トーナメントまでに自分たちのミスをもっと減らして勝ちたい」と意気込んだ。

 16日に行われる準々決勝で日本はイタリアと対戦する。