編集部レポ★初めてのクラシックコンサートデビュー!大人の娯楽はエキサイティング

写真拡大

「趣味はクラシック音楽鑑賞です」なんて言えたらすごくカッコいいんだけど、どうもハードルが高く感じてしてしまうもの…。では実際、初心者がクラシックコンサートに行ったらどうなるんだろう? 義務教育の音楽の授業と、ドラマで『のだめカンタービレ』を観ていたくらいしかクラシックの知識がない編集部員が「ミヒャエル・ザンデルリンク指揮 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団」のコンサートの様子をレポート。◆前情報を仕入れておくと全体像を理解できる


今回の会場はサントリーホール。ステージを囲むように客席があり、音がきれいに響きそうな空間だ。楽器がスタンバイしてある中に、総勢50名以上のオーケストラのメンバーが登場した。ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、ドイツはザクセンの州都ドリスデンのオーケストラ。2011年よりミヒャエル・ンデルリンクが首席指揮者を務めている。

音楽的にも形式的にも幅広いレパートリーを持つ楽団と、人気の高い指揮者であるという前情報を公演チラシで仕入れておいたので、期待感が一気に高まる。

◆CDだけではわからない演奏者や指揮者の動きに注目


静寂ののち、“ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲”から演奏がスタート。オープニングにふさわしい劇的な序奏で始まる堂々とした音楽だ。2曲目の“ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」”は特に日本人ピアニスト・清水和音さん(写真)が奏でる美しい調べに引き込まれた。指の動きが半端ないのだ。鍵盤の上で踊っているようななめらかさに驚く。それはCDを聞いているだけでは感じられない部分。

ほかにも、演奏の際にヴァイオリンの弓が一斉に天を向いたり、まるで大輪の花が咲くようなゆっくりとした広がりのある動きがあったりと、オーケストラの面々の動きを観ているととても楽しい気持ちになる。

◆やはり知っている曲を増やしておくと楽しみが広がる


20分の休憩を挟み、後半のスタートは“ベートーヴェン:交響曲 第7番”。聞き覚えのある音に、脳が興奮する。あ、この曲は『のだめカンタービレ』のオープニング曲だ!と気付いた。なんという安定感。やはり、耳馴染みのある曲が流れると嬉しい。そのままずっと生演奏に酔いしれてしまった。クラシックコンサートは静かに大人しく聴く大人のための娯楽、というイメージはどうしてもある。しかし、演奏後の鳴り止まない拍手、ブラボー!と言いたくなるほどの会場の高揚感はまるで運動会の応援に来たかのような興奮すら感じさせるものだった。

ちなみにドレッシーな人たちで溢れていると想像していた会場は意外にもカジュアルダウンした服装の方がほとんど。これなら初心者だからって気負いせず、まずは気軽にクラシックコンサートに行ってみるのもいいかも。