Doctors Me(ドクターズミー)- 慢性化に注意!猫の膀胱炎

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オスの膀胱炎は尿結石が原因の場合が多い?

急にトイレ以外のあちこちで排尿するようになった、何度もトイレに行くが尿が出てないみたい、と動物病院を受診される事がありますが、その場合膀胱炎であることが多くあります。実は猫にも膀胱炎があり、慢性化すると治りも悪いので早めに治療することが大切です。

膀胱炎は、犬の膀胱炎についてのコラムでも書きましたが、膀胱に炎症が起きた状態の事をいいます。
メスの方がオスよりも尿道が短く、広いので膀胱炎になりやすい傾向にありますが、猫の場合オスの尿結石による膀胱炎が冬の時期に多く見られます。
これは、猫が尿を濃縮する力が強く、それにより尿結晶(尿結晶が大きくなると尿結石になります)ができやすい体質であることと、オスの尿道が細くて尿結晶により尿道が傷ついたり詰まってしまう可能性が高いためです。

どうして膀胱炎になるの?原因と症状は?

犬と同様に
・細菌感染によるもの
・尿結石
・ストレス
・老齢による抵抗力の減少
・腫瘍
・糖尿病
・外部から強い衝撃を受けたとき
などが原因で膀胱炎になります。

膀胱炎になった場合の症状としては、こちらも犬と同様に、
・頻尿
・尿量の減少
・トイレ以外での排泄
・尿がポタポタたれる
・血尿
・尿が濁る
・尿の臭いが変わる
・食欲減少
・元気消失
・発熱
・飲水量の増加
などがありますが、初期ではほとんど症状がわからない事もあります。
軽い病気と思っていても、慢性化や悪化により命にかかわることもあるので要注意です。

犬より猫のほうが膀胱炎になりやすい?治療方法は?

犬と同様に、症状に合わせた検査をして、原因に合わせた治療をしていきます。一般的には抗生物質、尿結石では食事療法が大切です。少し良くなったと治療を中断すると、再発しやすかったり薬が効かなくなってしまう危険性があります。処方された薬はしっかり飲みきりましょう。食事療法は数ヶ月〜年単位で続ける必要があります。

猫では犬に比べてストレス性の膀胱炎になりやすい傾向があります。日頃から構ってあげる時間を作り、毎日のトイレや飲水量のチェックをしておくと安心ですね。