大ヒット「バケモノの子」の製作舞台裏を日経エンタ!が書籍化。

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7月11日に公開された、細田守監督3年ぶりの新作アニメーション映画「バケモノの子」。初日2日間で興行収入6.67億円(前作比181%、65〜70億円見込)と、前作「おおかみこどもの雨と雪」を大きく上回る、大ヒットスタートとなった。

監督の細田守は、2006年「時をかける少女」で注目され、2009年「サマーウォーズ」で広く知られ、2012年「おおかみこどもの雨と雪」で興収42億円超の大ヒットを積み上げてきた。アニメ大国の日本でも希有な、劇場版オリジナルアニメ映画をコンスタントに作り続ける才能の持ち主だ。

実はこの細田作品のヒットの背景には、他に類を見ない細田作品の魅力と併せて、監督を支える2つの要因がある。それは、所属会社が異なる複数のメンバーからなる「プロデューサーチーム」の存在と、製作拠点となる「スタジオ地図」の設立だ。

監督は、2011年に「時をかける少女」からタッグを組んできた齋藤優一郎プロデューサーと、拠点となるアニメ制作会社スタジオ地図を設立。スタジオジブリとは似て非なる「スタジオ地図」とは、はたしてどんな会社なのか。また、プロデューサーチームとは、どんな集団なのか。

日経BP社から本日発行される書籍「細田守とスタジオ地図の仕事」(日経エンタテインメント!編・スタジオ地図 監修/日経BP社刊1,600円+税)では、そうした細田作品を支えてきた制作環境に肉薄。細田守を見いだしたマッドハウスの伝説的プロデューサー・丸山正雄氏(現・MAPPA)、「アニメージュ」「Newtype」とアニメ雑誌の編集長を歴任し、編集者からいきなり「時をかける少女」を手がけることになった角川書店(現・KADOKAWA)の渡邊隆史氏、実は「時をかける少女」以前、「ハウルの動く城」から細田監督と深い因縁があった日本テレビの奥田誠治氏や高橋望氏、ヒットメーカーとして著名な東宝の川村元気氏など、細田守を取り巻くプロデューサーチームの証言やインタビューで、その来歴を知ることができる。

「バケモノの子」をアニメ雑誌とは異なる視点から楽しめ、日本のアニメビジネスの最先端が理解できる内容となっている「細田守とスタジオ地図の仕事」。映画を観た人、これから細田作品の触れる人、そしてアニメ業界を目指す人にも、面白がってもらえる内容になっている。

映画「バケモノの子」(配給:東宝)は、夏の王道アニメに相応しい“新冒険活劇”。渋谷とバケモノの棲む「渋天街」を舞台に、熊のようなバケモノ・熊徹(役所広司)と少年・九太(宮崎あおい/染谷将太)の奇妙な師弟関係を軸に、修行とアクション、親子の絆やヒロインとの淡い恋愛など、あらゆる世代が共感できる、エンタテインメント大作。