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東京イセアクリニックはこのほど、「『美肌』に関する都市伝説を暴く! アンケート調査リリース」の結果を明らかにした。調査は6月15日〜21日にかけて行い、122名から有効回答を得た。

今回、美肌に関するさまざまな都市伝説は、どのくらいの人が信じているのか調査を行った。また、その情報は医学的に正しいものなのか、同クリニック医師の三苫葉子先生が解説している。

「温泉は、美肌づくりのためによいと思う」については、「そう思う」が85.2%、「そう思わない」が14.8%だった。三苫先生は、「温泉ですべすべになる」と感じるのは、古い角質をはがし取る天然の「ピーリング効果」が原因だと指摘する。ただ、この"伝説"は必ずしも正解ではないという。

「一般的に、ピーリングは肌によいと思われがちです。でも別名『美肌菌』と総称される『表皮ブドウ球菌』が住んでいる角質は、30分以上水分に触れれば『あか』となってはがれ落ちます。また『アルカリ性の強い水(温泉など)』では溶けてしまいます。そのため、温泉に入ると角質と一緒に美肌菌も流れ、減ってしまうのです」。

また、この美肌菌は「弱酸性」でないと生息ができないという。肌にいる菌が少ない人が、長時間または多くの回数温泉に入ってしまうと、美肌菌が減り、肌のキメやバリアー機能が低下し、乾燥肌が悪化する場合がある。そのため、三苫先生は「顔にパシャパシャと温泉水(アルカリ性)を浴びるのは、控えたほうがよいでしょう」とアドバイスしている。

「半身浴は、美肌によいからできれば長時間入っていたほうがよいと思う」については、「そう思う」(42.6%)、「そう思わない」(57.4%)だった。

半身浴について三苫先生は、「半身浴にはダイエット効果はなく、美肌づくりの観点から考えても美容(美肌・保湿)効果はありません」と語った。さらに美肌菌が住んでいる「角質」を洗い流さないためにも、お湯に漬かる時間は「10分〜15分がよい」という。

「(ニキビの原因菌として有名な)アクネ菌は、お肌の天敵! 除菌したほうがよい」に関しては、「そう思う」(48.4%)、「そう思わない」(51.6%)だった。悪い菌と思われがちな「アクネ菌」だが、三苫先生によると美肌菌が増殖しやすい肌のPHを弱酸性に誘導する特性もある「重要な善玉菌」でもあるという。

「一概にアクネ菌を除菌することでニキビを抑制するとは言えません。一般的な白ニキビは、マラセチア真菌など別の悪玉菌の影響による場合が多いのです。アクネ菌を除菌すると、同時に『美肌菌』も除菌されてしまうため、ニキビ治療のつもりが悪化のためのスキンケアになってしまっている場合もあります」。

(フォルサ)