W杯準優勝のなでしこに張本氏が苦言「5点はコールドゲームと一緒」

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 12日に放送されたTBS系列の報道番組『サンデーモーニング』のスポーツコーナー「週刊御意見番」で、レギュラー出演している野球評論家の張本勲氏がFIFA女子ワールドカップ2015カナダを準優勝で終えたなでしこジャパンについて言及した。

 なでしこジャパンは決勝のアメリカ戦では2−5で敗れたが、決して高くない下馬評を覆しての準優勝を評価する声は多い。こうした流れに対して張本氏は、司会の関口宏さんに諭すように「関口(宏)さんね、みなさんは(なでしこは)よくやったと思うでしょ。私もそう思いますよ。しかしスポーツは2番じゃ意味がないんですよね。方厳しいようだけど」と一言。優勝を逃したチームに厳しい意見を述べている。

 チームを率いる佐々木則夫監督に対し「ファンとして佐々木(則夫)監督に言いたいのは、若手をもっと使ってほしい。ベテランを使えば無難で安全ですよ。しかし、プラスアルファが出ない。若い人は技術はないけど荒々しくて、あっというプレーができる。プラスアルファが出るからね」と述べ、若手を積極的に起用するよう進言した。

 続けて、過去の事例として1998年のフランス・ワールドカップを挙げ、「98年に岡田(武史)監督があの名選手のカズ(三浦知良)と北澤(豪)を外したことがあるんですよ。中田(英寿)が20歳のころです。みなさん物凄く反論しました。だけど(岡田武史監督は)信念を貫いたんですよ。佐々木監督も自分の思っているチームを作ってもらいたい。世間の需要とかね、マスコミに後押しされないとかね、負けた後の理由を考えないで、やっぱり自分のできるだけのチームを作ってもらいたい。そうしないと勝てないよ。5点はコールドゲームと一緒ですよ」とコメント。佐々木監督自身が納得するチーム作りをするよう求めている。

 最後に「日本はベテランが7人くらいいる。持続できない。爆発力がないから。過去の実績とかなんのプラスにもならない。今のプレーが大事。今、力あるかないかそれが大事」と、実績ではなく現在のプレーの質で選手を選ぶべきだと持論を展開した。