「えっ?、サバの味噌煮に牛乳?」と意外に思われるかもしれませんが、今注目されているのが、牛乳を和食の調味料として使う「乳和食」です。食べてみると納得!まろやかな味になり、みそ・しょうゆを使う分量が減るので塩分控えめの食事を摂らなければならないかたにもおすすめの調理方法です。

乳和食って知ってる?

乳和食は、和食に牛乳や乳製品を加えた料理です。牛乳や乳製品を加えた分、みそ・しょうゆなど塩分の多い調味料を減らすので、減塩になります。一方、牛乳・乳製品を使うことで、カルシウムなど栄養価が加わり、料理にこくやまろやかさ、うまみなどがでるのです。

乳和食で減塩&カルシウム摂取アップ

乳和食では牛乳をだし汁代わりにしたり、塩分を含む調味料を一部牛乳に変えたりします。食材をゆでる・ゆでもどすときやてんぷらの衣など小麦粉に加える方法も。料理に含まれるみそ・しょうゆなどの塩分は30〜80パーセントカットされるので、高血圧の人など、今まで塩分を気にして薄味の料理を食べていた人も安心しておいしい料理が食べられます。牛乳は、骨・歯・筋肉をつくるカルシウムなどのミネラルを豊富に含むほか、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミンなどの栄養素がバランスよく含まれており、調理した食事の栄養価がアップします。

どんなメニューがあるの?

さばの味噌煮(味噌の分量を減らして牛乳を使う)、そうめん(麺つゆのしょうゆを減らして牛乳を加える)、味噌汁(みそにヨーグルトを加える)、きゃべつの浅漬け(塩を減らして乳清を加える)などで減塩効果がねらえます。カロリーをおさえるには、ポテトサラダ(ポテトを煮るときに牛乳を加え、酢を加えて味付け。卵やマヨネーズは使わない)、とんかつ(衣をつける前の卵を牛乳に変える)などのメニューが挙げられます。

乳和食をおいしく作るコツ

牛乳は成分無調整牛乳をつかってください。牛乳・乳製品は加熱すると膜ができてこくやうまみが吸収されてしまいます。調理温度を上げすぎないように注意しましょう。ほうろう鍋やフッ素樹脂加工のフライパンを使うと焦げ付きにくく調理しやすいです。牛乳の量はたっぷり使っても大丈夫です。控えめにつかうと臭みが出たり、ぼけた味になったりすることがあります。アルミホイルでふたをすると水滴ができて料理に混じり、味が薄くなりますのでクッキングシートを使いましょう。


writer:松尾真佐代