暑い夏は夏バテで痩せそうというイメージがありますが、実は夏に太ってしまうという人の方が多いのです。夏バテで食欲がなくてもNGな食習慣が肥満の原因となっているかもしれません。

夏に太る原因は栄養失調だった!

暑くて食欲がないからといって、麺類やパンなど簡単に食べられるものばかり食べていませんか?特にそうめんだけとか、菓子パンだけというように、単体の食品で食事を済ませてしまっている人は要注意。栄養が炭水化物に偏ってしまい、全体のバランスを保てなくなってしまうのです。摂取した炭水化物をエネルギーとして使うには、ビタミンBが必要です。単品のみの食事では充分な栄養を摂取できず、使い切れなかった炭水化物が脂肪になって体についてしまいます。

冷たいジュースやアイスクリームばっかり食べてない?

暑さを和らげるために、冷たい飲み物やアイスクリームを多く食べる人も要注意です。これらの食品は意外と脂質や糖質が多いもの。単品の食事で脂肪が溜まりやすくなっている体に、さらに脂肪を溜めてしまうことになります。糖分の摂り過ぎは体のだるさの原因にも。さらに、冷たいものを食べ過ぎることによる体の冷えが代謝低下の原因となります。これではますます食欲が低下して、メタボまっしぐらの負のスパイラスに陥りかねません。

少し工夫するだけで夏太りは防げる

食欲がない時でも、食生活にちょっとした工夫をするだけで、夏太りを防ぐことができます。昼食にそうめんを食べるなら、冷奴をプラスしてはいかがでしょうか。大豆製品は良質なたんぱく質が取れるだけでなく、ビタミンBも豊富。栄養バランスが整って、夏太りを防ぐことができます。また、レタスやキュウリのサラダなら、食欲のない時でも食べられるでしょう。ビタミンも豊富ですし、体を冷やす効果もあるので、夏にピッタリです。主食の白飯に雑穀を入れるだけでも、摂取できる栄養素は幅広くなります。

いかがでしたか?夏は食欲が落ちやすい季節ですが、栄養バランスを考えた食事が健康のカギです。食欲がない時期でも食べやすい食材をプラスして、太りやすい炭水化物のみの食事を改善しましょう。


writer:岩田かほり