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俳優の唐沢寿明が主演を務めるTBS系ドラマ『ナポレオンの村』(7月19日スタート、毎週日曜21:00〜21:54)の特別試写会が10日、都内で行われ、唐沢のほか、麻生久美子、山本耕史、ムロツヨシ、沢村一樹が、キャスト陣のチームワークの良さを見せた。

同作は、唐沢演じる百戦錬磨の公務員・浅井栄治によって、消滅寸前の村がチーム一丸となり、生まれ変わっていく姿を描く物語。麻生はそんな浅井の監視役・岬由香里、沢村は浅井の邪魔をする星河市長・福本純也、ムロは市長の指示に従う課長・山田大地、山本は幼なじみのコンサルタント・戸川真人を演じる。

試写会で上映した第1話では、村の祭りのメインイベントとして、ろうそくの炎を和紙で囲んで夜空に飛ばす「スカイランタン」を計画。それを巡る浅井と村人たちとの衝突などが繰り広げられている。

試写会後にあいさつに立った唐沢は「最初は小さい"スカイランタン"の役で出てくれと言われたんですけど、それは無理ということになったので、こういう役になりました」と開口一番ボケを一発。沢村はこのボケが気に入ったのか、自分の番になると「舞台となる星河市の市長と、スカイランタンの2役をやらせていただきます」「唐沢さんが断ったので僕に(オファーが)来たんです」と乗っかり、会場の爆笑を誘った。

これに沢村は手応えを感じたのか、その後も「画面で見るとすごく優雅に見えるんですけど、ろうそくがすごく熱くて…」「『飛んだときは風を感じてください』と言われていたんで…」と、スカイランタン役の感想を語り続ける始末。その度に唐沢やムロからツッコミを受けていた。

一方のムロは、キャスト陣の中ではいじられキャラになっており、山本からは「本当にムロさんがうざい。年が(ムロの方が)1つ上だから良かったけど、同い年だったら危なかったぞ(笑)」と警告。唐沢からは「移住者としてやって来る役の女の子が、ムロくんをすごい気持ち悪がっていた」、沢村からは、ムロがトイレに閉じこもるシーンだけを撮るために、2時間かけて茨城まで行ったというエピソードを暴露された。

このように、抜群のチームワークを感じさせるやり取りを見せたキャスト陣。麻生は「役者さんたちの掛け合いが、やっぱりすごい面白い」、唐沢は「こうやって現場も明るくやってます」と語るとおり、雰囲気の良さがにじみ出ていた。

また、同会には、ドラマが地方再生をテーマとしていることから、石破茂地方創生担当大臣がゲストに登場した。ドラマの原案となった本『ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?』を読んだという石破大臣は「週に3〜4冊本を読むんだけど、今年読んだ本の中で間違いなく一番面白い」と絶賛。第1話も「徹夜で見てきた」というほど楽しんだそうで、唐沢をはじめキャスト陣の演技に、引き続き期待を示した。