Doctors Me(ドクターズミー)- 手足が白くしわしわに…どうして長時間湯船に浸かると、皮膚はふやけるの?

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お風呂に長く入っていると、肌がふやけることがありますよね。手のひらや足の裏が白っぽくしわしわになってしまう、あの状態です。そもそも皮膚の“ふやけ”は、どうして起こるのでしょうか。

今回は皮膚がふやけるメカニズムについて、医師にお話しいただきましょう。

■ 角質層がたっぷり水分を含むと“ふやける”

まず、人間の皮膚についてお話ししましょう。
私たちの皮膚は、何層も層が重なってできています。まず、一番外側の層は「角質層」と呼ばれるもの。そこから順に「顆粒層」、「有棘層」、「基底層」と続き、それぞれに役割があります。これらの層のうち、角質層と顆粒層は、ばい菌や外からの水なども通さない、外界からのシールドとして働きます。

また、角質層そのものは、水分を含むことができます。この角質層が水分をたっぷり含んで大きく膨らんだ状態が「ふやける」ということになります。

■ ヒトの進化と“ふやけ”の関係

ヒトが進化するにつれ、手はさまざまな役割をこなすようになったといわれています。大切な内側を守るためでしょうか、手の角質層は特に厚くなっているので、“ふやけ”も目立ちやすいのかもしれません。

また、手足がふやけることで、乾いている時よりも、水の中のものをつかんだり捕まえたり、濡れているところを走ることが容易になることも知られています。“ふやけ”という現象が起こるのは、人間が水際で食料をとるなどの行動がしやすいように変化したものではないか、ともいわれています。

■ 医師からのアドバイス

指がふやけやすいのは、角質層が水を含みやすい状態になっているためです。
つまり手荒れを起こして、必要以上に皮膚が乾燥したり、皮脂が足りないことで本来の角質層の保護作用が低下している可能性があります。
このような場合は、濡れた手はこまめにふく、ハンドクリームなどでこまめにお手入れするなどのケアをしてあげましょう。