フジテレビジョン<4676>は15日、05年3月期末の配当予想を修正し、従来予想の600円から7.3倍となる4400円に上げると発表した。単体の当期純利益は前期比15.9%増の245億円、連結は同1.1%増の250億円を予想しているが、配当性向は前期のほぼ5倍となる50%をめどにすると決定した。

 同社の配当性向は02年度10.1%、03年度14.5%、04年度10.2%と、1割台で推移してきた。今期も当初10%程度の予定で、中間期の配当は期末の従来予想と同じ600円だった。今回一挙に50%に上げた理由について、同社の羽原毅経理局長は「株主還元に尽きる」と説明した上で、「来期以降も配当性向50%達成をめどに努力していく」と語った。決算日直前の発表になった理由については「直接関係ないが、ニッポン放送に対するTOBが終わってから発表する予定だった」と述べた。

 また、フジテレビジョンは同日、サンケイビルの第三者割当増資とニッポン放送新株予約権それぞれの引き受けを取締役会で決議した。総額約252億円の出費となるが、内部留保で対応するとしている。【了】