周回する惑星が音を奏でる「太陽系オルゴール」ウェブサイト

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太陽系の惑星がそれぞれ異なる周期で音を奏でる仮想オルゴール「SolarBeat」が、ヴァージョンアップして帰ってきた。

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太陽系には、独自の動きとリズムがある。その動きとリズムはオルゴールによく似ていると、ルーク・トワイマンは言う。

イギリス出身のグラフィック・デザイナーであるトワイマンは5年前、太陽系の軌道周波数をオルゴールに変えるフラッシュのウェブサイト「SolarBeat」を作成。そして最近、インターフェイスやグラフィックス、音の調整機能がアップデートされたSolarBeatが再リリースされ、さらに素晴らしい体験ができるようになった。

SolarBeatでは、太陽を中心としたダーツの的のように太陽系を描いている。惑星が太陽の周りを回り、あるラインを超えたときに音が鳴る仕組みだ。オルゴールのたとえを使うなら、惑星は〈ピン〉であり、ラインは〈歯〉ということになる。

それぞれの惑星には、(やや恣意的な)音が割り当てられている。「ある程度は調和させる必要がありました。でないとただのカオス状態になってしまうので」と、トワイマンは説明する。

すべての惑星には独自の軌道周期があるため、「終わりのない面白いパターンが生まれます」と彼は語る。例えば、公転周期が地球での88日にあたる水星はバックビートを奏でるが、太陽を約248年かけて1周する冥王星は、この音楽にめったに姿を現さない。

公転速度は調整できるので、速度を落として穏やかな赤ちゃん用モビールの音をつくることもできるし、速度を速めて混沌とした惑星の聖歌隊をつくり上げることもできる。

新しい機能では、エコーやフラッター(ひずみ)、低音などの音響効果も追加できるようになった。また、8種類のコードから選んでサウンドをカスタマイズすることもできる。

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SolarBeatは、科学的に見れば、必ずしも「正確」とはいえない。そもそも惑星は同じスタートラインから周回するわけではないし、その軌道も完全な円ではない。だがそれでいいのだ。重要なことは、わかりにくい概念を、誰もが理解できるくらい明確で簡潔にしているということだ。

それにトワイマンのウェブサイトは、“勉強”という感じがしないところもいい。まるでおもちゃのようだ。「遊び心のあるものにしたいと考えていました。その方が対象を理解したり楽しんだりできますから」