まもなく児童ポルノの単純所持禁止が開始へ えん罪の危険回避に、パソコンやSNSの画像や動画を確認しよう

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2015年7月15日より、1年間の猶予を経て新しい児童ポルノ法の「単純所持の禁止」が適用されるようになる。
「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」は、昨年の6月25日に公布され、7月15日から施行された。

新しい児ポ法では、児童ポルノまたはそれに相当すると思われる画像や動画データを「持っているだけでアウト!」となる。もし、児ポ法に抵触する画像や動画データを所持し、逮捕、有罪となると「一年以下の懲役又は百万円以下の罰金」という非常に厳しい罪になる。

多少でも身に覚えのある人は、パソコン内の画像を検索し、それらしい画像は根こそぎ削除したほうがよい。
しかし、これは、身に覚えのある人だけに限らない。
小さなお子さんをお持ちの
・お父さん
・お母さん
・兄弟、姉妹
・おじいちゃん
・おばあちゃん
も、パソコン内の画像検索を行い、自分の愛娘、息子、孫の画像や動画で児ポ法に抵触しそうなデータは削除したほうがよい。
児ポ法に抵触しそうなデータとは、裸や、それに近い格好をしている画像や動画だ。
もし、パソコン内に、こうした画像や動画があれば、どんなにかわいく撮られていても、すっぱりとあきらめて、削除しておくほうが賢明かもしれない。

なぜなら、
海外では、家族の写真を持っていただけで逮捕され、起訴にまで追い込まれた人が存在するからだ。
2013年.イギリスで孫の水浴び写真を所持していた70歳の老人が単純所持で逮捕され、有罪判決にまで持って行かれそうになった事例があるのだ。

注意しなければいけないのは、児童ポルノに該当するかどうかは、画像をチェックする人(逮捕権限のある人物)が判断することだ。これは児童ポルノであると判断されれば、即座に逮捕されてしまう可能性もあるのだ。
痴漢えん罪と同様に、ちょっとした誤解から、児童ポルノえん罪が起こる可能性も否定できない。用心はしすぎることはないのである。

では、児童ポルノと誤認されないためにはどうすればいいのか?

まずは、児童ポルノと疑われるやすいケースを理解しておこう。
・子供が公園の噴水やミニプールなどで、裸に近い姿で水浴びをしている
・自宅の庭のミニプールで、裸に近い姿でいる
・お父さんやお母さん、家族などと一緒にお風呂に入っている

こうした写真を撮影し、持っていると、児童ポルノと誤認される可能性がある。

つまり、7月15日以降は、裸に近い姿で子供の水浴び写真を撮影しないほうがよい。
撮影したければ、きちんと水着を着用させるなどの配慮をして行おう。

また、今回の児童ポルノ法の適用基準が落ち着くまでは、水浴び写真や、それに類する写真の撮影は控えるほうが賢い選択といえるだろう。新法は、施行直後は。厳しく取り締まりが行われる傾向が強く、時間の経過にしたがい適用基準が定まり、抵触するガイドラインが判別できるようになるからだ。児童ポルノ法に抵触しない範囲が確認できてから撮影を再開する方法がよいだろう。

パソコン以外にも、SNSの画像も同様に対応しておくといいだろう。
以前、Facebookに子供の水浴び写真を掲載しただけでアカウントを停止された人がいた。
Twitter、Instagram、Facebook、Google +(Google Photo)といったSNSも、過去に児童ポルノと疑われるような画像を投稿していた人は、削除しておくことをおススメする。

児童ポルノ法は、あとで無罪放免となったとしても、名誉を回復するのは、非常に苦労を伴う可能性がある。
なにより、疑われないこと、誤認されないこと、逮捕されないことが、もっと大切な対応だ。

そのためにも、7月15日までには、しっかりパソコン、SNSの画像や動画の確認と整理を行っておきたい。

児童ポルノに関する事件情報提供のお願い(警視庁)


小川夏樹(ITライフハック編集長)