7月も下旬にさしかかり、夏らしい日差しを感じることが多くなりました。そんな日差しを浴びていると、やっぱり食事でも夏を感じられるメニューを食べたくなりますよね。考えるだけでもたくさんの夏メニューが思い浮かんでヨダレが出ちゃいそうになります。そんな中、今回紹介したいのは夏野菜をふんだんに取り入れた炒め物です。色とりどりの夏野菜で見た目も楽しく、食べても美味しい一品となっておりますよ!

用意する食材はコチラ。

『鶏むね肉と夏野菜の彩炒め』

鶏むね肉と夏野菜の彩炒め001

−材料− 原価

・鶏むね肉 1枚(122円)
・トマト 1個(188円)
・緑ズッキーニ 1/4本(1本 198円)
・黄ズッキーニ 1/4本(1本 198円)
・バジル 1/2パック(1パック 250円)
・にんにく 2欠片(20円)

・オリーブ油 適量
・塩・コショウ 適量
・コンソメ粉 小さじ1/2

(材料費1皿約550円。調味料等は材料費に含まず)

それでは5分間のお料理タイムアタック、スタート!

【0:00スタート】

1、ズッキーニを各色、1.5cm角に切ります。少し大きめに、ゴロゴロした感じに切りましょう。

鶏むね肉と夏野菜の彩炒め002

★ポイント
あまり小さ過ぎると、煮崩れてドロドロな仕上がりになってしまいます。食べごたえを残すためにも、少し大きめに切るようにしましょう。

【0:30経過】

2、トマトはズッキーニよりもひと回り大きく、2cm角の大きさに切ります。

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★ポイント
トマトをひと回り大きめに切るのは、炒めると形が崩れるからです。切る段階でズッキーニと同じ大きさに揃えてしまうと、最終的にはそれよりひと回り小さくなってしまうため、最初の段階で少し大きめにしておくことが重要です。

【0:45経過】

3、鶏むね肉も、1.5〜2cm角に切る。

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【1:15経過】

4、にんにくは包丁で潰しておく。

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★ポイント
にんにくは潰すことで味と香りがよく出るようになります。

【1:30経過】

5、バジルも適度なサイズに手でちぎります。

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【1:45経過】

6、フライパンにオリーブ油をひき、鶏肉とにんにくを入れ、塩コショウをして炒めます。

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★ポイント
肉を焼くときはあまりフライパンを揺すらず、表裏を片面づつ丁寧に焼きましょう。むね肉は肉汁が少ない部類ではありますが、それでも丁寧に焼くことで仕上がりがジューシーになります。

【3:00経過】

むね肉の片面が焼け、裏へ返したあたりでズッキーニを加え、一緒に炒めます。

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ズッキーニに6〜7割程度火が入ったら、トマト、バジルを加えて混ぜつつ、コンソメ粉を入れて調味します。

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味が整ったら皿に盛って完成です。

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【5:00経過】

 いかがでしょうか。この彩りにはテンション上がりますよね。そして、それぞれの食材にも美味しさがたっぷり。食べ応えあるサイズにしてる分、1口で感じるボリュームが凄いです。ズッキーニも今やどこのスーパーでも手に入りますから、十分ご自宅で作れちゃう一品ですよね。ぜひ、チャレンジしていただければと思います。

『今日のうんちく』〜ズッキーニ〜

きゅうりによく似た形のズッキーニ。でも、分類でいうとかぼちゃの仲間なんです。緑ズッキーニなんて色も形もほぼきゅうりですから、これにはびっくりしちゃいますよね。

ズッキーニの原産地は中南米と言われていますが、そのルーツは未だ詳しくはわかっていないのだそうです。16世紀頃にはヨーロッパに伝わり栽培もされていたのですが、本格的に世間に浸透したのは20世紀に入ってからなのだとか。そして、日本にやってきたのもこれまた最近で、戦後からの欧米化と共に輸入され、少しづつ根付いたそうです。西洋も日本も、さほどズッキーニの歴史が変わらないというのは驚きですね。

ただ、そうは言ってもいざ料理でどう活用すればいいのかと問われると、我われ日本人は西洋人にはとても敵わないと思います。これを読んでいる読者の皆様も、実際にスーパーでズッキーニを買って料理に使ったという経験のある方はほとんどいないでしょう。いたとしても、それは余程の料理好きな人ではないかと思います。確かにズッキーニを使ったメニューって、ラタトゥイユぐらいしか思いつかないですもんね。

では、ズッキーニをどう使えば良いのか。その答えは、冒頭にあった「きゅうりによく似ている」「かぼちゃの仲間である」という、この2つにあると思います。

まず、きゅうりによく似ているという事。きゅうりは生野菜として食べる事がほとんどですが、ズッキーニも生で食べることが出来るので類似した食べ方ができます。ただ、きゅうりに比べて皮の青臭さが強いので皮を全部剥くか、シマシマ模様に剥くトラ剥きにするのがおすすめです。切った後は少し水にさらすか、塩もみなどすれば臭みはほとんど気にならなくなるでしょう。しっかり塩もみしておひたしなどにするのもいいと思います。

そして、「かぼちゃの仲間である」という事に関して。かぼちゃの仲間であるということは、かぼちゃを食べるときの料理法と相性が良いということでもあります。揚げ物、炒め物、煮物などは問題なく大丈夫ということで、てんぷら、フライ、野菜炒めなどの他、カレーに入れるのもいいと思います。あとは、味噌汁の具にするのもおすすめですよ。
こう考えると、ズッキーニはきゅうりとかぼちゃの両方の良さを兼ね備えている、と言えるかも知れませんね。

日本の一般家庭にはまだまだ浸透していないズッキーニですが、今後、どの家庭の食卓にも普通に並ぶぐらいの、メジャー食材になりうる可能性は十分あると思います。日本人の口にも合うし、美味しさや知名度は申し分なし。ここから先は何かのきっかけがひとつあればと言うところでしょうか。

アボカドが『森のバター』のキャッチフレーズで流行ったように、ズッキーニにも何かフレーズがあればいいでしょうか? はたまた、誰か有名モデルさんが「ズッキーニが大好き!」と発言した事をキッカケに、若い子達からムーブメントの波が沸き起こったりもするでしょうか?

ズッキーニブームの到来、僕はそう遠くはないと感じています。流行を見越して僕はズッキーニを使った斬新なレシピでも考えてみますかね? ズッキーニアイス、ズッキーニそば、ズッキーニパン…。どうでしょうかね?

文/藤田晋也