もったいないけど…ダメ!残ったペットボトルの水を「翌日」飲んだらいけないワケ
ジメジメとした梅雨の季節でも、“かくれ”脱水症状や熱中症のリスクがあるのをご存じですか?
・皮膚がカサつくようになった
・口の中がねばつくようになった
・便秘になった
・むくみがでるようになった
こんなちょっとした体調の変化を感じたら、水分補給のサイン! 今すぐお水やお茶、スポーツドリンクで、カラダを潤してあげましょう。
そこで気を付けたいのが、「もったいない」からといって、残った飲料を翌日まで持ち越すパターン。実はコレ、とっても危険なんだとか……!
■約7割の人が“1日経過したペットボトルの水”を飲んでいた!
『水を考えるプロジェクト』が行った「原水の違いによる菌の増殖について」の検証実験によると、約7割の人が“ふたを開けて1日経過したペットボトルの水”を躊躇なく飲んでいることが明らかに……。
「まだ残っているから、明日飲もう!」と思って、冷蔵庫にしまった経験のある方は多いのではないでしょうか?
■残った飲料を“翌日”飲んだらいけないワケ
でも、「もったいない」といって、翌日まで飲むのはちょっと危険!
水道水(塩素を除去した生活用水)と、天然水3種(国産品2種と輸入品1種)、RO水(逆浸透膜で処理した水とミネラル添加)の全部で6種類の水を使って実験したところ、「国産天然水(1)」「国産天然水(2)」「水道水」では、時間が経過するにつれて菌が増殖することが分かったんです!
特に注目したいのは、保管期間1時間まではどれも菌の数に大きな変動はみられませんでしたが、保管期間24時間を経過すると菌数が大幅に増加したこと。昨日飲み残したから……と口にすると、増殖した菌まで一緒に飲み込んでいることになるのです。ちょっと考えただけでゾッとしてしまいますね。
ちなみに、ウォーターサーバーなどで利用されている「RO水」は、菌数が減少する傾向がみられましたが、基本的に直飲みした飲料水は、“その日のうちに飲み切る”のがベストです。どうしても飲み切れない分量の場合は、コップに注いで飲むことを心がけてくださいね。
ジメジメと蒸し暑い梅雨の時期から、しっかり熱中症対策しておきたいもの。今年は“正しい”水分補給で、夏を乗り切りましょう!
【参考】
※ 水の飲用需要が高まる季節。初夏のシーズンが到来! ペットボトルの水はその日のうちに飲みきることが安心 原水によって菌の増殖に差が! - 水を考えるプロジェクト