教育費の積み立て方法と言えば学資保険が定番だが、それがベストな方法とは限らない。受取方法に柔軟性がある終身保険の方が有利な場合もある。そうした終身保険の中で代表的なのは「低解約返戻金型の終身保険」だ。この商品は、保険料の払込期間中に解約をすると、通常の終身保険よりも低い解約返戻金しか受け取れないが、保険料は安い。

 そして、保険料払込満了後に解約すると、解約返戻金は通常の終身保険と同等になり、結果的に支払った保険料よりも多くの解約返戻金を受け取ることができる。 

 子どもが大学進学するまでに保険料の払込みが終わるように加入すれば、進学時に解約して解約返戻金を教育費に利用することができる。戻り率は、学資保険に匹敵する。

 終身保険で教育費を準備すると、学資保険にはないメリットがある。それは資金使途の柔軟性だ。例えば、私立大学に進学する予定で教育費を準備していたが、国公立大学への進学が決まり、予定よりも教育費が少なくて済んだ場合。終身保険であれば、解約せずにそのまま加入を続けることができる。

 死亡保障が必要であれば、そのまま続けてもいいし、子どもの結婚費用の援助や自分の老後資金など、資金が必要になった時に解約して、解約返戻金を使うこともできる。

※マネーポスト2015年夏号