夏の肌は冷房や紫外線の影響で乾燥の危険にさらされています。肌の乾燥におススメしたいのが、ホホバオイル。ホホバオイルは医療現場で手術にも使われるほど安全性が高く、肌質を選ばず保湿効果があるといわれます。その理由をご紹介しましょう。

ホホバってどんな植物なの?

ホホバはアメリカの南部・北メキシコ原産の樹木で、樹齢が200年もあるといわれています。人の肌に含まれる脂質成分ワックスエステルを含んでおり、乾燥と夏の暑さに強い植物です。ホホバの実はこげ茶色でコーヒーに似ています。割ってみると中はココナツクリームのような色。少し苦みがある実を加熱し、低温圧搾してホホバオイルにします。

「砂漠からの黄金の液体」ホホバオイル

ホホバオイルは古くからアメリカインディアンが食用油、肌の保湿、ヘアクリーム、やけど治療に使っており「砂漠からの黄金の液体」と呼んでいたそうです。1970年代には、アメリカで捕鯨が禁止され、鯨油の代用品としてホホバの栽培が進みました。アメリカでは皮膚科、産婦人科、歯科などで使われており、人工心臓の潤滑油に使われるほど安全性が高いオイル。ホホバには人の肌の皮脂に成分が似たシアバターが含まれます。シアバターは抗酸化作用のあるステアリン酸や人の肌になじみやすく保湿効果があるオレイン酸を含有。保湿効果が高いホホバオイルは、マッサージオイル、シャンプー・石鹸の材料、皮革ケアオイルなどとして使われています。

保湿・抗酸化作用抜群のホホバオイル

ホホバオイルは保湿効果をもつほかに、ビタミンEが含まれるので抗酸化・抗炎症作用があり、日焼け・やけどなどの手当てに使用できます。不飽和脂肪酸はエモリエント作用をもち、皮膚を柔らかくして肌にハリを与え、シミ、しわ、妊娠線を改善する効果もあるといわれます。角質の再生や毛穴の汚れをとりのぞくのに使われています。鎮痛作用、抗菌作用、創傷治癒作用もあり、切痔や出産後の傷口治療、歯茎の痛みなどにも使われています。ワックスエステルは人の肌にある皮脂膜と成分が似ているので、アレルギー症状をおこしにくく、肌質を選ばずに使うことができるといわれているのです。入浴後などにホホバオイルでマッサージすることを習慣にしてみてはいかがでしょうか?この秋冬は乾燥知らずに過ごせるかもしれませんよ。


writer:松尾真佐代