体にゴマのような斑点がある「ゴマサバ」。切り口が丸いことから「マルサバ」とも呼ばれています。6月から10月ぐらいまでが旬のゴマサバ。いまは一年中スーパーで手に入り味も価格も安定していますが、旬の時に食べたほうが栄養価も豊富で味も美味しいもの。そこでここではゴマサバを含むサバの栄養価について検証してみます。

サバは新鮮なうちに食べること

サバは青魚と呼ばれる魚で、消化酵素が強く、鮮度が落ちると菌が繁殖して内臓が腐敗することがあります。古くからサバにあたりやすいといわれるのはこのような理由があるから。サバアレルギーの人もいますが、これはヒシチジンという物質がヒスタミンに代わってアレルギー症状を起こすからだと考えられています。

サバは悪玉コレステロールを減少させる作用が

サバにはビタミンB2が豊富に含まれています。ビタミンB2はアミノ酸、炭水化物、脂質の代謝を高め、体の成長を促します。欠乏すると口内炎や口角炎、発達の障害になることも。成長期には欠かせない栄養素です。また、サバには脂質が多く含まれ、青魚の中でも多価不飽和脂肪酸EDA・DHAはトップクラス。多価不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールや中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やす働きがあります。そのため動脈硬化の予防や改善、脳卒中や高血圧などの生活習慣病のリスクを低下させます。サバに含まれるビタミンB12は肝臓の病気を防ぐ働きもあります。悪性貧血の予防や肩こりの解消に効果的。最近は老人性痴ほう症予防の食品としても注目を集めています。

サバの寄生虫アニキサスって知っている?

サバにはアニキサスという寄生虫が生息することがあります。アニキサスは生きたまま摂取すると胃などの消化器官に穴をあける可能性が。非常に痛みをともなう腹痛がおこり、手術しなければならなくなることも。アニキサスは加熱・冷凍によって死滅するので、食品を買ってきたときにアニキサスの心配があれば、温めたり冷やしたりして寄生虫の繁殖をおさえてください。

この時期からおいしくなるサバ。鮮度のよいものは酢でしめるとおいしくいただけます。塩焼きや味噌煮などサバ料理で健康を維持したいですね。


writer:松尾真佐代