岩渕(16番)は期待されたゴールを決められなかったが、積極的な仕掛けで攻撃に勢いをもたらすなど奮闘を見せた。(C)Getty Images

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 ワールドカップ連覇が期待された、なでしこジャパン。粘り強い戦いぶりでファイナルまで進み、アメリカとの決戦に挑んだが、結果は2-5の完敗……惜しくも準優勝に終わった。
 
 拭い難い悔しさを噛み締めながらも、全力を尽くした選手たちは心地よい充実感も感じているはず。激闘を終えた今、彼女たちはなにを思うのか――。
 
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宮間あや(MF)
 やることはやったので、仲間を誇りに思います。
 
 試合中は冷静でしたけど、今(試合直後)はちょっと冷静に振り返られません。
 
 一番痛かったのは5点目。(日本に)ビッグチャンスはいくつもありました。ただ、サッカーはチャンスを多く作ったほうが勝てるわけでもないので。正直、2点差、3点差でもまだ行けると思っていました。気持ち的には「やばいかな」ぐらいで。追い付けないとは考えていませんでした。
 
 円陣を組んだ時は「1点ずつ取り返そう」と言いました。サッカーは点を取り合うスポーツだし、失点だけが悪いわけではないので。
 
 ここまで来られたのは、全員の努力の結果。みんなの努力もあって、チームがひとつになれました。勝ち続けることで自信が付いてくる。結果が後押ししてくれた部分はあると思います。
 
 でも、優勝しなければダメでした。女子サッカーを盛り上げるためにも、優勝しかないと思っていました。
 
鮫島 彩(DF)
 このメンバーで最後も勝ちたかったです。
 
 あれだけ失点したら、恐れずにやるしかなかったです。今日みたいに、立ち上がりから決めてくるのがアメリカ。そういう展開でも、流れのなかから得点することができました。だからこそ、もったいない失点でした。
 
 4年前はあっという間に優勝できましたが、今回は頂点に立つ難しさを知った大会でした。それでも、選手ミーティングなどを重ねて決勝まで来れた。そこは誇りを持ちたいです。
 
 澤さんからは試合前に「大丈夫、できる」と言ってもらいました。もし私がその立場になったらできないと思うくらいのサポートを、ベテランの選手にはたくさんしてもらいました。
 
 このメンバーでの戦いはこれで一区切りがつきます。次の戦いに向けて、レベルアップできる時間はあります。言葉にできないほどの差がありますけど、埋めていきたいです。
 
岩渕真奈(FW)
 シュートを1本も打てなかった。なんとも言えないですけど、とにかく今は悔しいです。(途中出場は)点差が開いた状況だったので、ゴールを狙っていましたが……。
 
 4年前(ドイツW杯)や3年前(ロンドン五輪)に比べたら、自分のプレーを出すという姿勢は示せたかなと思いますけど、そこからなにかが生まれたわけではない。結果として、チームも負けているので、本当にもっと頑張らないと。
 
 本当に良いチームだったし、いろんな人に感謝しなければいけない。でも、「もっと上手くなりたい」と強く思った大会でした。
 
 今後はどういうチームでやっていくか分からないですし、今は正直、そこまで考えられないです。(リオ五輪は)アジアから2チームしか出られないから、難しい戦いになるのは間違いありません。
大儀見優季(FW)
 次に向けたモチベーションになったし、負けたことは素直に受け入れています。自分たちの力のなさが招いた結果だと思うし、準備できることはすべてやって挑んだ結果でもあります。
 
 最初の(失点の)セットプレーに対応できなかったのは大きかった。防げた失点もいくつかあったのももったいなかったですけど、それも含めての実力。取り返せる可能性を感じていましたが、それを結果に結び付けられませんでした。