日曜昼の神番組『ザ・ノンフィクション』 中年地下アイドルファンの純愛が泣けると話題に

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7月5日に放送されたフジテレビ系の人気ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』に、地下アイドルの追っかけをしているという中年男性たちが出演。その日常を紹介したが、番組終盤で訪れた思わぬ展開が、同輩の男性視聴者の涙を誘い、注目を集めている。

この日、同番組では『中年純愛の物語〜地下アイドルに恋して〜』と題し、ある地下アイドルグループにその想いの全てを捧げている二人の独身男性、きよちゃん(53)&たかさん(45)の日常に密着。彼らがそのピュアすぎる想いを胸に、生活と給料の大半を注ぎ込み、「推し」のアイドルを応援し続ける日常を紹介していたが、そんな矢先、彼女たちを含めた6人ものメンバーが突然「卒業」してしまうという事態に。しかし、そうした悲劇に見舞われつつも、彼らは彼女たちの最後の花道を飾ろうと、卒業までの短い期間も、ファン仲間を集めてカラオケボックスでミックス打ちを練習したり、彼女たちが働いているという肩もみ店へ足繁く通うなど、その「純愛」ぶりをこれでもかと紹介し続けた。

彼女たちの卒業後、番組スタッフはきよちゃんを直撃。彼はその悲痛な気持ちを押し殺しつつ、彼女たちへの感謝の気持ちを口にして涙ぐんだが、この姿を観た男性視聴者からは「辛い...辛すぎるわ...」「地下のほうが距離感が近い分、打撃がデカいよな...」「メンバー入れ替えても物販が命とか言ってる運営のドライさがまた...」「俺も同じような経験あるけどホントに心折れるんだよな」「この二人、見かけたら違う現場にも誘ってみようよ」「きよちゃんもたかさんも幸せになって欲しいわ」と、自らの身の上と重ね合わせて涙するコメントが殺到。

たしかに、それが有限性のものである以上、こうした別れや悲しみはそもそも不可避のものであることは、アイドルファンならば誰もがよく知るところ。だがそれだけに、彼らがこれからもそれぞれの想いを胸に、幸せな人生を送ってくれることを、我々は祈るばかりだ。

文・福原優也

■参照リンク
ザ・ノンフィクション