岩田寛、今平を振り切り今季初勝利ツアー2勝目を飾った!(撮影:ALBA)

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<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 最終日◇5日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,167ヤード・パー72)>
 「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」は、最終日に“66”を叩きだして6つスコアを伸ばした岩田寛がトータル16アンダーで逆転優勝。18番ホールで待ち受けた長嶋茂雄大会名誉会長の熱い祝福を受けた。
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 最終組1つ前の優勝争い。勝負を決めたのは今平周吾と1打差で迎えた17番ホールだ。ポーカーフェイスの34歳は、少しだけキバをむいた。「先にセカンドを打った今平君がいい球打って“くっついたな”と思ったらショートしたので、“ここだな”と」。9番から8番アイアンに変えて放った157ヤードのセカンドは、ピン左奥1.5メートルにピタリ。「いま僕が打てる中では良いショットだったと思う」とここでバーディを奪って勝負を決めた。
 昨年の「ダンロップフェニックス」では松山英樹とプレーオフを戦ったが、今やワールドクラスとなった後輩に力なく敗戦した。プレーオフのティグラウンドでは、先輩を相手に闘争心むき出しにして挑んできた松山の気迫に戦う前から飲まれた。「英樹のああいうところは見習いたいと思った」。そこで、この日頭に浮かんだのは、好きでよく読むという偉人の名言集にあったセべ・バレステロスの言葉だ。
 「優勝争いをしているヤツの喉元を噛みちぎるくらいでプレーしろって書いてあったんですよ。僕にはできないけど、今日は少しだけ(笑)」。今季はスコアに波を作らないように、“我慢”をテーマに掲げて気持ちを表に出さない努力を続けていたが、勝負を決めた17番セカンドは、松山にも負けない闘争心を持つレジェンドが少しだけ乗り移った。
 昨年は米国PGAの下部ツアーへつながるQTに挑んだが、出場優先権をつかむことはできなかった。しかし、今季は「WGC-HSBCチャンピオンズ」の3位タイで想定フェデックスカップポイント152ポイントを稼いだことで、PGAツアーとの入れ替え戦への出場権をすでに獲得している。4試合のサバイバルへむけて、連覇を狙う「フジサンケイクラシック」終了後に渡米予定となっている。
 「アメリカの上手い選手は調子が悪くてもしっかり通ってくる。入れ替えの4週間通過できるように頑張りたい」。今大会で見せた“我慢”と“勝負所での闘争心”は、勝負を決める土壇場でこそ生きてくるはずだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>