毎日気温が高い日が続いて、食欲がなくなってしまったときには、食欲を増進させる食べものを選んで食べるようにしましょう。梅干しなどクエン酸を含む食べ物は、唾液や胃液の分泌を増進させて夏バテをになりにくい体にしてくれます。ここでは食欲不振のときに食べるとよい食べ物を紹介します。

食欲不振になるのはなぜ?

食欲不振は、ストレスや疲労から起こります。ストレスや疲労がたまると、交感神経が活発に働くようになり、アドレナリンが分泌されて消化器官に血液が行き渡らなくなります。血液の中の栄養素を十分に摂ることができなくなると、体力がなくなり細菌やウイルスに対する免疫力も低下。胃腸や肝臓など消化器官に炎症や潰瘍などの症状がおこり食欲が減退します。他の臓器の機能の低下や風邪・インフルエンザなどの感染症、神経性、うつ病などの精神的な問題から食欲不振になることもあります。

夏バテで食欲不振に

高温多湿の環境に長い間いると体温調節ができなくなります。汗は体温調整の役割を持ちますが、汗が多量に出過ぎると体の中の水分が欠乏して、夏バテになってしまうことがあります。このとき自律神経が正常に働かず、交感神経が活性化することで消化機能が低下して、食欲がなくなってしまうのです。

食欲不振にはクエン酸が効く

食欲不振を改善する成分にクエン酸が挙げられます。クエン酸だけでなく、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸などが含まれる梅干しは唾液や胃液の分泌を高めるので食が進むのです。酢にも同じような効能があります。お酒を飲む人は梅酒を選びましょう。梅に含まれるクエン酸にアルコールが加わることで交感神経の興奮が抑えられてストレスが解消されます。トマトにはビタミン、水溶性食物繊維のペクチン、カリウムが含まれて食欲増進とともに便秘のときに摂るとよいと言われます。パイナップル、にんにく、しょうが、とうがらし、パセリ、セロリ、きゅうり、なども食欲不振のときに食べたい食品です。


writer:松尾真佐代