タカラバイオ<4974>は14日、肺がんや食道がんなど、難治性のがんを対象としたT細胞受容体(TCR)遺伝子治療の臨床開発を、三重大医学部と共同で推進するため、「遺伝子・免疫細胞治療学寄附講座」を設置することで同大と合意したと発表した。同大医学部が実施する第1、第2相臨床試験を基に、それ以降の臨床試験を同社主導で進めていくという。

 同講座の設置期間は今年4月から2010年3月。タカラバイオは毎年6000万円を寄附し、総額は約3億円となる。同社はがん患者のリンパ球を処理するために必要な細胞処理施設を同大付属病院近くにつくり、設置費用や維持費を負担する。【了】