Doctors Me(ドクターズミー)- 出産前に子どもの【ダウン症確率】が分かる"クアトロテスト"って?

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クアトロテストとは胎児が病気になっている「確率」を計算する検査です。

妊娠時の年齢が上がると、染色体異常を始め、胎児の先天的な奇形が増えることが知られています。また、血縁者の中に同様の病気の「既往歴」があるかどうか、といった「家族歴」も先天的な奇形の確率に影響を与えます。こうした胎児の異常を事前に把握することで出生後の治療がスムーズになることもあり、少しでもリスクを回避するためにクアトロテストが行われています。

クアトロテストの検査時期は?

クアトロテストの検査時期は妊娠15〜20週頃となります。胎児や胎盤で作られる成分を、お母さんの血液(5ml前後)から採血して調べます。その際、日本人の基準値、妊娠週数、家族歴、体重、年齢、インスリン依存性の糖尿病の有無などが考慮されます。

検査項目│hCGまたはfreeß-hCG、 AFP、不飽和エストロゲン(uE3)、インヒビンA

クアトロテストの精度は?

クアトロテストでは胎児が
・ダウン症候群(詳細)
・18トリソミー
・開放性神経管奇形
といった病気にかかっているかどうかの「確率」を計算するために行われる検査です。

つまり、陽性であっても、それが病気を意味しているわけではない、ということです。同様に陰性であっても、100%病気ではないと、断言できません。

一般的にクアトロ検査でのダウン症の検出率は55〜70%程度とされます。
しかし、検査報告によってはその精度は様々で、「ダウン症の検査結果が陽性だった方の内、本当にダウン症だったのは2%だった」といったある検査会社の報告があったり、また「45例のダウン症のうち陽性だったのは39例(87%)だった」といった、クアトロテストで陰性が出ても実際にはダウン症であったという報告もあります。

もし、クアトロテストで陽性となった場合「ダウン症」や「18トリソミー」は染色体異常なので、羊水や絨毛検査で染色体の検査をし直すことがあります。また「開放性神経管奇形」はエコーや羊水中のAFPで胎児の状態を調べることもあります。

クアトロテストの精度を高める方法

前述したように、クアトロテストは精度が抜群に高い検査ではありません。もし、クアトロテストの精度を高めたいのであれば、妊娠週数の早い時期(11〜13週)に胎児のエコーや心拍数の検査などと、クアトロテストを組み合わせることが有効です。