Doctors Me(ドクターズミー)- なんで夏になると水いぼが流行するの?

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夏に流行る病気はいろいろありますが、プールなどでかかることの多い「水いぼ」もそのひとつではないでしょうか。そんなこれからの時期気を付けたい水いぼについて、医師が解説してくれました。

■ プールでの肌接触に要注意

水いぼは、医学的には「伝染性軟属腫」と呼ばれ、ポックスウイルスというウイルスによる感染症です。感染経路にはすでに水いぼができている人と直接肌が触れ合うことによる接触感染、あるいは患部を拭いたタオルや衣類などを介して広がるこ2つがあります。

保育園や学校など、集団生活では多くの子どもたちと触れ合う機会が多いので、ほかの伝染病同様、どうしてもかかりやすくなってしまいます。夏に多い理由は、プールなどで肌が触れたり、ビーチボールなどを共用したりすることが考えられます。もちろん、ほかの季節にも水いぼにかかることはあります。

■ 把握しておきたい、水いぼ5つの特徴 

1. 直径1〜5伉度の半球状の小さなぽこっとしたふくらみが、特に体の柔らかい部分、例えばわきの下やお腹、ヒジやヒザの裏側などにみられます。

2. つやつやしていて皮膚と同じ色かやや赤っぽかったり、白っぽかったりすることがあります。

3. ぽつんとひとつだけできる場合もあれば、いくつか融合して大きくなっているケースも。

4. 水いぼそのものにはかゆみや痛みは通常ないのですが、水いぼの周りが乾燥してしまうことで、かゆみを伴うことがあります。

5. 水いぼの中にはウイルスをたくさん含む白い芯が入っているので、掻いたりして中身が周囲に飛び散ると、その周りに次々水いぼができてしまうことがあります。

■ 慢性的なヒフトラブルを抱えている方は特に注意!

水いぼのウイルスはヒフの防御機構がしっかり働いていない傷口やアトピー性皮膚炎、あせもなどを発症している部分から入り込むことが多いといわれています。このため、慢性的なヒフトラブルをお持ちのお子さんは特に注意が必要です。有効な対策としては、次の3つが考えられます。

<水いぼ予防の3つの対策>
1. プールの後はシャワーで全身を洗い流し清潔にしておく
2. 普段からしっかり保湿をおこなって肌を少しでもよい状態にしておく
3. タオルは使い回さず、個人専用のものを使う

■ 医師からのアドバイス

ひとつでも水いぼを疑われる発疹を見つけた、すぐに皮膚科を受診し、感染させないことがた大切です。治療としては、皮膚科の医師によって水いぼをとる場合もとらない場合もありますので、診断を確定した上で改めて相談するとよいでしょう。