あまらせて握ったグリップがその秘密(撮影:ALBA)

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<長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ 3日目◇4日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,167ヤード・パー72)>
 「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」は第3ラウンドを終えて、この日最終組を回った22歳の今平周吾が2つスコアを伸ばし、トータル10アンダーで実力者ひしめく3位タイグループの一角に食い込んだ。
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 トータル8アンダーからスタートすると、1番で3メートルを沈めてバーディを先行。ムービングデーに停滞する上位陣にあって7番パー3、13番パー5と着実にスコアを伸ばし一時は単独首位に浮上して見せた。しかし、ツアーでも屈指の難度を誇るアイランドグリーンの16番パー3で「コスってしまった」とティショットが池ポチャ。それでも、池の手前からのアプローチで残した8メートルをねじ込んでボギーをセーブし、しぶとく、上位に喰らいついた。
 下部のチャレンジトーナメントで2勝を挙げて賞金王に輝いたのが昨年。その実績を引っさげて今季からレギュラーツアーに本格参戦すると、ここまですでに約800万円を稼ぎ出す活躍を見せている。「優勝は意識しない」と好位置にもまず狙うは賞金シードの確保。「優勝争いをしてても最後に良いところにいないと意味がないので」と優勝争いに気負いも緊張もない。
 165センチ60キロ。小柄だが「ミズノオープン」で同組となった尾崎将司が「良い振りぬきをする」と絶賛した小気味のいい振りが持ち味。そのスイングをよく見ると、どのクラブでもグリップを2〜3センチほどあまらせて握っている。実はこれが小柄な体から生み出されるショットの切れ味の秘密だ。
 「背が小さいので、そのまま握るとライ角(クラブをソールした時の地面とシャフトの角度)が合わなくなってしまうんです。調整すると右に行きそう(ライ角はフラットにすると球がつかまりにくくなる)だし、短くするとバランスが変わりそうで。昔から短く握っています」。ドライバーのシャフトは45インチ。クラブの性能を最大限に生かすために行きついた一つの答えだ。
 最終日は最終組の1つ前。池田勇太、岩田寛という日本が誇るショットメーカー2人とのペアリングとなった。物おじしない22歳は、持ち味のショットで新たな時代を切り開くか。
<ゴルフ情報ALBA.Net>