「シーブリーズ」のCMでも注目の中川大志

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 俳優の中川大志(17)が4日、都内で行われた映画『青鬼 ver.2.0』の初日舞台あいさつに涼し気な浴衣姿で出席し、「この夏は劇場で鬼ごっこ!」と元気にPR。共演者から「それ『リアル鬼ごっこ』やん」と突っ込まれながらも、「青鬼と僕たちの壮絶なバトルを楽しんでください」と初主演映画に自信を見せた。

 中川は、広瀬すずと資生堂「シーブリーズ」のCMで共演し、そのモデル並みのプロポーションと爽やかなルックスが福士蒼汰にそっくりと話題を集めている期待のイケメン俳優。CMでは広瀬ふんする少女のテニス部の先輩を演じ、二人で胸キュン青春ストーリーを紡いでいるが、本作では爽やかな笑顔を封印し、青鬼に追われる主人公・ひろしを熱演している。

 ドラマ「家政婦のミタ」「夜行観覧車」などでキャリアを積み、満を持しての映画初主演に「プレッシャーはもちろんあったんですけど、台本を頂いたときに、この世界観に入れるんだ! というワクワクがあってすごく楽しみでした」とにっこり。VFXを駆使した特殊な撮影手法も初めてで「いい経験になりました」と振り返った。

 しかし、本作は怪物が出るとうわさされる屋敷「ジェイルハウス」に引きずり込まれた高校生たちの恐怖の脱出劇を描いたホラー映画。「怖いものは得意じゃない」という中川は、出演することに不安も覚えたそうで、撮影に使われた屋敷に寝泊まりしたときには、共演者に「一緒にトイレに付いてきてもらった」とかわいらしい一面も見せた。

 この日は、共演の平祐奈、松島庄汰、久松郁実、勧修寺玲旺、タモト清嵐、前川英章監督も出席。前川監督は「中川くんの撮影のときじゃないのに、いつも現場に来てモニターをのぞいていて、さすがだなと思った」と主演としてスタッフ・キャストを引っ張った中川を絶賛。松島も「どっかで『付き合ってください』とか言ってますけど……」とCMでのシーンを引き合いに出してからかいつつも、7歳も年下ながら小学生の頃から芸能界で頑張っている中川を、「若い頃から下積みをしてきているので、ビックリするくらいしっかりしていて頼もしい」とべた褒め。「気持ち悪いですよ、こんなに褒めたことないでしょう」と中川を照れさせていた。(取材・文:鶴見菜美子)

映画『青鬼 ver.2.0』は全国公開中