Doctors Me(ドクターズミー)- やせ型に多い胃下垂は逆立ちで治るってホント!?

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逆立ちが健康に良い、という話を聞いたことはありませんか?
ダイエットや肩こりに効く、腰痛やアンチエイジングにもよいなど、逆立ちをすることによる健康法は昔からあるようです。また、インドのヨーガのポーズにも取り入れられていることもあって、長年行っている方もいらっしゃいます。日本人のおよそ3割もの人が悩んでいるという、やせ形の人に胃もたれや胃の痛みを起こす胃下垂も、逆立ちで治す、という考え方も存在するようです。

今回はそんな胃下垂と逆立ちの関係について、医師に解説していただきました!

■ 逆立ちで胃下垂が治るは医学的根拠なし!?

確かにこの逆立ちで体調がよくなった、という方もいらっしゃるのですべてを否定することは出来ませんが、逆立ちの健康効果は医学的には実証されたことはないようです。また、胃下垂に関しても逆立ちをすることで、一瞬楽になったように感じる方も多いようですが、少なくとも継続的な効果はないという説が有力なようです。

胃下垂は胃の位置が正常よりも下がってしまう病気ですから、確実に効果のある治療法としてはまず、姿勢を正しくすること。特に猫背があると、胃を下へ下へと押し下げてしまいます。
背筋をピンと伸ばすだけでも、胃下垂をずいぶん楽にしてくれる効果があります。

■ 胃下垂の胃もたれは食事量の調節で改善!

胃下垂の方はやせ型であることが多く(やせ型のお腹に脂肪の少ない体型が胃下垂を招くこともあります)、太ろうとして多くの量を食べたりすることがありますが、これも胃もたれなど胃の不快感を引き起こすだけに終わることが多いと思います。胃下垂の方の食事は少しずつの量を頻回に食べるのが正解です。

また、胃の位置を保つのをサポートしてくれる周囲の筋肉を鍛えることも非常に重要です。腹筋だけでなく、背中や脇腹の筋肉も一緒にトレーニングすることで、胃の位置を正常に戻し胃下垂の不快な症状を改善するのに大いに役立つでしょう。スポーツジムに行くようなトレーニングでなくても、ご自宅で行う軽いストレッチや日常の生活動作の際に少し姿勢や体幹の筋肉を意識するだけでも効果があります。

■ 医師からのアドバイス

近年のやせ型志向、ダイエットブームも必要な脂肪や筋肉まで削ってしまい胃下垂を増やす原因の一つとなっていると考えられます。健康を第一に考えて、適度に脂肪や筋肉のついたヘルシーな体型を目指したいですね。