ハトムギは漢方名ではヨクイニンといわれ、古くから「長寿の薬」と呼ばれてきました。日本でも昔から「イボ取りの薬」として用いられてきた歴史があります。近年ではハトムギに美肌作用があることが注目されていて、基礎化粧品に配合されていることも少なくありません。人気化粧水の「ハトムギ化粧水」や「雪肌精」に含まれているといえばイメージしやすいでしょうか。そこで、ここではハトムギの持つ栄養素と効能、美肌になぜよいのかをまとめてみました。

ハトムギはなぜ美肌によいの?

ハトムギそのものにはたんぱく質やミネラル、ビタミンB群、食物繊維、糖質、脂肪酸(オレイン酸、リノレン酸)など栄養素がバランスよく含まれます。特にたんぱく質の含有量は多く、グルタミン酸、ロイシン、チロシン、バリンなどのアミノ酸が肌の新陳代謝を促進するので美肌効果を持つと言われるのです。また利尿作用があり、体に必要ない水分を排出して、むくみをとる効果もあります。ハトムギには食物繊維も豊富で腸の働きを活性化するため便秘の人にもおすすめできます。ハトムギエキスをスキンケアで使用する場合はにきび、シミ、イボ、そばかす、アトピー性皮膚炎、肌荒れ、乾燥肌などに有効とされます。つまり食べても塗ってもよし、というのがハトムギなのです。

一番簡単なハトムギの摂取方法

一番簡単なハトムギの摂取法といえば、ハトムギ茶です。ティーバッグで簡単においしいお茶を楽しむことができます。またサプリメントもありますし、スナック菓子風のものや粉末タイプのものもあります。粉末タイプであればスープや牛乳、ジュースなどに混ぜて飲んだり、パンやお菓子、さまざまな料理に使ったりできます。

ハトムギは一晩水に付けて、白米の1割程度入れて炊くと香りのよい主食になります。小豆やお米と一緒におかゆにするのもヘルシー。ハトムギの化粧水、美容液、パックなどのスキンケア商品も販売されています。ハトムギとヒースの手作り入浴剤は美白効果があるので、日焼け後の肌にはおすすめです。この夏、はと麦を食生活やスキンケアに取り入れて健康効果を実感してみてください。


writer:松尾真佐代