かつて日本人は白米ではなく玄米を食べていました。江戸時代に入り、主食が玄米から白米に変わったことで、タンパク質や食物繊維量が大幅に減ってしまい、当時は栄養不足で発症するといわれている「脚気」が流行したほど。現代人も白米を好んで食べるうえに外食の頻度が高くなっていることから、栄養が偏っていると指摘されています。そこで注目されているのが「米ぬか」。米ぬかを料理に加えるだけでも私たちが必要な栄養素を十分に摂れると、話題になっています。

米ぬかってどんな成分なの?

米ぬかとは玄米の表面を覆う表皮のことをさしています。普段、食べている白米よりもはるかに栄養価が高く、ここ最近は“優れた健康食材”として注目を集めています。米ぬかにはフェルラ酸やγ‐オリザノール、ビタミンB、ビタミンE、食物繊維などが多く含まれており、米ぬかを摂取することによって、生活習慣病や老化現象を防げるとまでいわれるのです。家庭で精米している場合捨てられてしまいがちな米ぬかですが、料理に入れて食べたり、ぬか床にしたり、お風呂に入れたりと、実はあらゆる場面で活躍してくれるのです。

エステメニューにも登場

米ぬかは、生活習慣病の予防や老化防止、肌を白くしたりと、優れた健康効果をもっているともいわれており、クッキーやケーキなどの健康食品としてもつかわれていることが多く、最近は「米ぬか酵素浴」など、エステのメニューとしても登場するようになりました。また、スーパーなどの食品を扱っているお店では加工されていない米ぬかなども販売されており、健康増進やダイエット目的で買いにくる人も増えてきているそうです。

今まで「ゴミ」と思っていたものが実は、意外なところで力を発揮してくれるものだったとは、びっくりですよね。米ぬかには、多くの栄養素が含まれているため、普段、偏食気味な人にもオススメです。料理に入れるのもよし、時間があるときは、ぬか床をつくってお漬物をつくってみるのも気分転換になるかもしれませんよ。


writer:山口 恵理香