Doctors Me(ドクターズミー)- アートセラピーには無限の可能性が!? 思いのままに創作活動をしよう。

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アートセラピーとは、比較的新しい心理療法のひとつで、主に強いストレスや、精神的な問題や行動上の問題を抱えている人たちを対象にして、絵画や陶芸、彫刻などの芸術的な創作活動を行うことで症状の改善を期待するものです。 今回は、そんなアートセラピーについて詳しく見ていきたと思います。

アートセラピーの定義

心理療法という治療としての側面と、絵を描いたり、ものを作ったりして自分を表現するという芸術の側面の両方があるためアートセラピーの定義はさまざまですが、セラピーを受ける方の心に浮かび上がるものを自由に表現することでストレスを軽減し、自身を解放させる、ということを大きな目的とすることは共通しているようです。

アートセラピーのメリット

言葉を用いた治療法ではないため、まだ文章を書いたり読んだりすることのできない小さな子どもから、認知症のお年寄り、更に言葉のコミュニケーションが難しい外国の方であっても行える点です。
また、特に精神的に病んだ人たちに対し、人間らしい自然な感情や、社会性を取り戻させるために有効であるとされています。

上手にできなくても効果アリ!

たとえば、絵を書くというと、テーマを与えられたり、できるだけ上手に描く、ということになれている私たちは、自由に何かを作ることに少し戸惑うかもしれません。しかし、心のおもむくままに、いわば人の目を意識せずに描く、またその芸術作品を作る「過程」を楽しむ、ということが重要な意味を持ちます。

どんなところで受けられるの?

元々はヨーロッパで生まれたアートセラピーですが、日本においても、主に精神科の治療施設などにおいて形は多少異なるものの、作業療法やデイケアなどの一環として取り入れられていることも多く、もともと絵を描いたり、物を作ったりするのが好きであった患者さんはもちろんのこと、病気になって入院をして初めて絵筆を持った、という方まで、思い思いに作品の制作に取り組んでいます。
芸術療法の主目的とは異なりますが、絵画などは病院の廊下や待合室などに展示され、目を楽しませてくれることもあります。

医師からのアドバイス

一部では、自然災害や家庭内暴力などで残酷な場面を目撃した子どもの心のケアにも取り入れられ始めているというこのアートセラピー、今後ますます輪が広がっていくことが期待されますね。