Doctors Me(ドクターズミー)- 温泉で見かける『湯あたり』・・・どういう症状か答えられる?

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温泉に行って、長い時間お湯につかっていると「湯あたり」するとよく言われますが、そもそも湯あたりって、どんな意味? 症状は? と気になっている方もいるのではないでしょうか? 今回は、この知っているようで知らない「湯あたり」について、医師が答えてくれました。

湯あたりって何?

本来の意味としては、温泉に1カ月ほどの長期滞在をして治療を行う、いわゆる湯治の時に起こる状態に対して使われる言葉のですが、話し言葉としては長時間お湯につかることでのぼせてしまうことを指すことが多いようです。

症状は……

本来の意味での湯あたりの症状としては、全身のだるさを感じたり、食欲が低下してしまったり、下痢、頭痛や熱、湿疹が出たりとさまざまなものがあげられます。原因は温泉の成分に対する中毒様の症状と考えられます。しかし、現代では湯治自体があまり頻繁に行われているわけではないこともあり、多くは見られません。ただ、発生メカニズムは完全に解明はされていないものの、温泉の湯の成分が内分泌系や自律神経、人間の体の防御システムに影響を与えるためではないかと考えられており、硫黄泉や放射能泉、酸性の強いお湯で湯あたりが起きやすいといわれています。

「のぼせ」は、正式には「湯疲れ」と呼ぶ

私たちが数日間、温泉に滞在したときに体験する、お風呂に入りすぎた時のほてり感や体のだるさなどは、正確には「湯あたり」ではなく「湯疲れ」と呼ぶべきもののようです。

「湯疲れ」予防、4つのコツ

1. 無制限にお湯に入らない
2. 1日2〜3回までにとどめる
3. いきなり湯船に入らず少しずつお湯に体を慣らすように入浴する
4. 汗が出てきたな、と思ったら一旦上がってほてりを冷ます

いわゆる名湯、と呼ばれるような温泉のお湯は42度以上など熱めに設定されていることも多く、1日何度もお湯につかったり、1回に何十分も湯船に入っていてはすぐに気分がすぐれなくなるかと思います。

医師からのアドバイス

生活が不規則で睡眠が足りていない時や、脱水気味の時、ビタミン不足の時などは特に湯疲れしやすいといわれていますので、栄養バランスや体調に気を付けて、温泉旅行に備えるといいですね。

(監修:Doctors Me 医師)