これで脇汗対策はバッチリ!デオドラント剤の正しい使い方

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脇汗のニオイを抑えてくれるデオドラント剤。でも正しく使わないと、かえってニオイがひどくなることも。そこで、ワキガ・体臭・多汗治療を行っている五味クリニック院長の五味常明さんに、デオドラント剤の基礎知識を教えてもらった。

「まずデオドラント剤を毎日使用する場合には、量を控えめにしましょう。汗腺や皮脂腺に成分がつまって、それが体臭の原因になることも。できれば3日に1日は休み、使った後はお湯でしっかり洗い流して」(同)

特に殺菌剤入りのデオドラント剤を使い過ぎると、悪い雑菌の繁殖を防ぐ常在菌(もともと皮膚にいる菌)まで殺すことに。そうすると雑菌が繁殖してしまい、ニオイがひどくなる可能性もあるとか。

市販のデオドラント剤は、「制汗剤」「殺菌剤・抗菌剤」「消臭剤」「マスキング剤」の4種類にわけることができ、それぞれ作用が違う。「汗の量を抑えたいのか、ニオイを抑えたいのか、香りを演出したいのか、目的に合わせて選ぶことが大切です」(同)

表記の主成分を見ると、どの作用がメインなのか見わけることができる。以下でその方法と効用を学ぼう!

1.発汗を抑える「制汗剤」
汗を吸収する成分で汗腺の出口をふさぐことで、汗自体を出にくくする。パッケージにはアルミニウム塩、ミョウバンなどと表記されている。汗の量が多い人におすすめ。

2.雑菌の繁殖を抑える「殺菌剤・抗菌剤」
ニオイの原因のひとつである皮膚の雑菌を殺して繁殖を防ぐ。銀、塩化ベンザルコニウムなどと表記されている。ワキガ体質の人の役に立つはず。

3.ニオイをなくす「消臭剤」
いやなニオイ物質を化学的に中和させて無臭物質に変える。硫化水素、メチルメルカプタンなどと表記されている。ニオイが気になったら使おう。

4.別の香りでニオイを隠す「マスキング剤」
強めのいい香りで、いやなニオイを感じにくくする。芳香剤の香り成分の名前が表記されている。香りを楽しみたい人は選んで。

ちなみに、耳あかがしっとりしている人はワキガ体質のため、ニオイは強めの傾向が。その場合は、効果が持続しやすい直塗りタイプのロールオンやスティックがおすすめだそう。

一方、耳あかが乾燥している人は、脇汗のニオイは強くない場合が多いとか。普段は制汗剤が配合されたシートで汗をぬぐえば十分。

肌についたデオドラント剤はしっかり洗い流し、ときどき使わない日を作ることも忘れずに!

五味常明
医師/五味クリニック院長。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科等で形成外科学、および多摩病院精神科等で精神医学を専攻。体臭多汗研究所を設立し、ワキガ・体臭・多汗治療を行っている。著書に『新・もう汗で悩まない』(ハート出版)などがある。