日本人の食卓には欠かせないメニューのカレー。夏の暑い日にあまり食欲がないときでも、カレーの匂いが漂ってくると急にお腹がすいてきますね。カレーには皆さんご存知のスパイス、ターメリックやクルクミンが含まれていて、冷え症の人や胃や肝臓の調子の悪い人は摂るとよいとされる成分です。カレーの栄養素について詳しく見てみましょう。

ターメリックとは秋ウコン

「秋ウコン」のことを英語でターメリックと言います。ウコンは二日酔い対策になるので、お酒を飲む前にウコンエキス入りのドリンクやサプリを飲む人もいますね。ウコンの根茎を乾燥させて粉末にしたものはカレー以外にもさまざまな料理に使われています。パエリアではサフランがお米の色付けに使用されますが、ターメリックはこの代用になるので「インドのサフラン」とも呼ばれます。インドや東南アジアでは神聖な植物とされ、インドの女性が結婚する時に額にターメリックを塗ると言う習慣も。ターメリックはインドの伝統医学のア―ユルベーダ、インドネシアの植物療法ジャムウに使われて、冷え症・のぼせなどの婦人科系の病気の症状が良くなるといわれます。

色素成分クルクミンで胃・肝機能アップ

根茎に含まれる黄色の色素成分クルクミンは、たくあんの着色料や衣類の染料として利用されます。クルクミンはポリフェノールの一種。特に秋ウコンに多く含有され、胆汁や胃液の分泌を促して、胃や肝臓の機能を高めるとされる成分です。肝臓機能がアップすることで血液が浄化されますし、抗酸化作用もありアンチエイジングを気にする人にも注目されています。コレステロール除去、抗がん、殺菌作用も期待できます。

日焼けや湿疹にも効く

しっしんなど皮膚炎、関節炎、切り傷には、ターメリックをマヨネーズほどの硬さに水で溶いて湿布すると改善されると、古くから使われています。日焼けや肌荒れしたときに、水溶きターメリックを肌にパックする人もいます。

カレー粉は常備しておけば炒め物やスープなど手軽に料理に使える便利な食品。今年の夏はカレー料理に凝ってみるのもよいかもしれませんね。


writer:松尾真佐代