なぜ「自動車メーカー」Audiが、学生のビジネスコンペを協賛するのか

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先日行われた「立命館アジア太平洋大学」において開催されたビジネスコンペを協賛したAudi。若き次代のビジネスリーダーと交わるのには、どんな戦略があるのか。当日審査員も務めたAudi Chinaで「Audi Innovation Research(A.I.R.)」を率いる若きリーダー、マリア エアハートらに、その狙いを取材した。

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6月初旬、大分にてあるビジネスコンペが開催された。主催したのは、いまや国内屈指の〈グローバル人材〉輩出機関のひとつとして呼び声の高い「立命館アジア太平洋大学」の学生実行委員会。このビジネスコンペには、アジア太平洋地区の大学、ビジネススクールから15のチームが参加した。

そのイヴェントの協賛に、Audiがなぜ、いま、加わったのか? Audi Japanで人事ゼネラルマネージャーを務めるマーティン フォルクルと、Audi Chinaで「Audi Innovation Research(A.I.R.)」を率いる若きリーダー、マリア エアハートに、その狙いを取材した。


──まずは担当直入に、Audiが本イベントを協賛する意図をお聞かせください。

マーティン フォルクル 本イヴェントへの協賛を通じ、次代を担う若者たちに対し、Audiの存在感を高め、先進的なブランドイメージを印象付けることができればと期待しています。

若い世代には、3つのポテンシャルがあると考えています。1つ目は、未来の働き手として。2つ目は、未来のカスタマーとして。そして3つ目は、彼らのフレッシュなアイデアや、デジタルやテクノロジーリテラシーの可能性です。

Audiは、世間一般的には良いブランドイメージを確立できているように思いますが、若い世代に向けた「Employer Branding(職場としてのブランディング)」にもっと注力すべきだと考えています。また、今回のビジネスコンペを通じ、Audiの将来に向けた課題に対する学生ならではのイノヴェイティヴな視点、アイデアに触れることを楽しみにしています。

──自動車会社として、いま抱えている問題意識はどのようなものですか?

マリア エアハート(以下、M) 世界中で急速に発展するデジタル化の影響で、かつてないほどのスピードで生活者は変化しており、われわれもその環境変化への対応を迫られています。

コネクティビティ、つまり生活者を取り巻くあらゆるデヴァイスやテクノロジー、環境と、自動車との間にどのような繋がりを構築するのか。これは、非常に大きなテーマです。

例えば、スマートフォンのように、アップデートも頻繁で直感的なインターフェイスに慣れきっている若い世代にとって、自動車は「古臭くて、複雑なもの」と映りかねません。また、Teslaのような電気自動車も無視できない存在になりつつありますし、いまやUber、Apple、googleなど、プレーヤーは多岐に渡っており、かつてのように自動車会社だけが競争相手ではなくなりつつあるのも事実です。

自律走行車などの自動運転に関するテクノロジーは、社会が抱えるさまざまな問題を解決し、産業を根底から変える可能性を秘めています。近年Audiとしても大変力を入れている分野です。

マリア エアハート|MARIA EHRHARDT
Audi China所属、アウディ イノベーション統括責任者。自動車業界でキャリアを積み、アウディには6年間在籍。Audi Innovation Research(A.I.R.)のヘッドとして、中国での新たな市場・トレンドリサーチに携わっている。

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マーティン フォルクル|MARTIN VOELKL
Audi Japan所属、人事ゼネラルマネージャー兼アジアパシフィック地域の人事ダイレクター。2001年にAUDI AG入社以来、Audi Korea立ち上げなどを経たのち、現職。

──A.I.R発足の経緯、そして主にどのような取り組みを行なっているか教えてください。

M 2007年に北京に設立されたA.I.Rは、中国市場における消費者の嗜好性やトレンドを把握し、各分野の専門家との交流を通じて、未来に向けた挑戦を続けています。

2008年にはサンフランシスコにもA.I.Rが設立され、ドイツ本国、北京と併せた3拠点が相互に情報交換を重ねることで、研究成果を次世代のクルマづくりに反映するような取り組みを常に行なっています。

また、本国主導で行っている「Tuesday 2025(とある2025年の火曜日)」と題した大規模プロジェクトでは、大学教授やリサーチャー、アーティストといった多様な分野の専門家を巻き込んで、「10年後の今日、わたしたちがどんな生活をしているか」の未来予測を行っています。これを近い将来、中国でも開催したいと計画しています。

──日本または東京というマーケットをどのような視点で捉えていますか?

M 世界的に見ても、最も先進的な国に属すると考えています。

特に東京は、近郊都市から人が集中することを考えると、3,800万人もの人口を抱える巨大都市でありながら、公共交通機関の発達などから多岐に渡る成功を収めているという点においても、その動向は常に注視しています。世界中のメガシティーが直面する問題を考える上でも、個人的に東京から得られるインサイトは大変参考になります。

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