鯛飯もできる人気のスキレット

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“スキレット”は、鋳鉄でできたフライパンのこと。蓄熱性が高いため、アウトドアでよく使われていたが、最近は家庭の食卓で使用する人が急増中。なかでも100年以上の歴史をもつアメリカ発『LODGE(ロッジ)』の商品は『あさイチ』(NHK総合)で取り上げられたこともあり、現在は入荷待ち状態に。

 特に小さめの6 1/2インチ(内径15.5cm)はそのまま食卓にも出せるので大人気だ。厚さ5mmと肉厚で、穏やかにムラなく食材に熱が入り、素材のおいしさを存分に引き出してくれる。

 スキレットを愛用する料理研究家の林幸子さんはこう話す。

「テフロンなどのフライパンは食材を入れると温度が下がりやすいのですが、スキレットは鉄なので一度熱くなったら高温をキープ。野菜を炒めればシャキシャキに、お肉を焼けば中はふっくら、外はパリッ!とおいしく仕上がります。さらに、使えば使うほど油がなじみ、焦げにくく使いやすくなるので、自分で“育てる”楽しさも。ひとつあれば、一生のパートナーになりますよ!」

 スキレットには大きく3つの魅力があるという。

【1】素材の旨みを引き出すのが得意
高温でムラなく調理できるので、シンプルに肉や野菜を焼くだけでもジューシーにおいしく仕上がる。

【2】高温をキープ
調理時間を短縮一度熱くなったら高温で調理できるため、普通のフライパンより、炒めものも煮ものも早くおいしく完成!

【3】できた料理はそのまま食卓へ
料理が冷めにくく、アツアツのまま楽しめる。見た目もおしゃれで、そのまま食卓に出せるので、洗い物も減る。

「スキレットがひとつあれば、料理の幅がグンと広がります」と林さんも太鼓判。調理時のポイントは?

「最初にスキレットをよく熱して、蓄熱させてから調理を始めるのが大切です。手をかざして熱くなったと感じたら、油をまんべんなくなじませます。強火だと温度が高くなりすぎて焦げやすいので、中火から弱火で調理を。焦げるとそこから錆びやすくなるので注意してください。

 素材の旨みを引き出してくれるので、野菜はただ蒸すだけでも甘くておいしい! ごはんを炊くと、油がなじんでいるので、もち米みたいにもっちり炊きあがります。揚げものは少なめの油で、高温でカリッと。煮込み料理は時間を短縮して作れるうえ、火を止めて余熱で調理できるのでエコですね」

 イタリアンやスペイン料理の印象が強いスキレットだが、意外や意外。鯛飯をつくることもできる!

【スキレットでつくる鯛飯レシピ】
【1】米1/2カップを研ぎ、水を切る。ボウルに米とだし1カップ、薄口しょうゆ小さじ2を加え、10〜20分浸水させる。
【2】スキレットに【2】を入れ、ひと口大に切った鯛4切れをのせる。ふたをして弱火にかけ、5分経ったら弱火で8分、火を止めて7〜8分蒸らす。
【3】三つ葉を散らし、約1分ふたをして蒸らす。

※女性セブン2015年7月16日号