熊谷亮氏
連騰を続ける日経平均。主力銘柄が牽引役なのは確かだが、負けじと中小型株にも期待がかかる。いや、これから“大化け”を期待するなら、中小型株しかないと言っていい。そんな有望視される中小型株のなかでも特におススメな銘柄を、「株の賢者」たちが大推薦!

◆割安に放置されていて人気化したら高騰する小型株に!

「決算発表が予想以上に好調でした」と今年3月期の決算を総括するのは、「YAHOO!ファイナンス株価予想」で2年連続年間MVPを受賞した熊谷亮氏。

「5月に再び日経平均2万円を超えてきましたが、これを引っ張ったのは、東京電力。原発が再稼働していないのにもかかわらず、最終利益が前期比2.9%増の4515億円で、2期連続の黒字となったためです」

 今後、原発が再稼働すれば3期連続黒字は確実視されることから高騰。

「黒字化したら現在の株価は安すぎるとみられています。また、日銀などによるETF買いや先物買いもあり、引き続き強い相場が予想されます」

◆すでに高い銘柄を追うのではなく割安放置銘柄を

 では中小型株はどうか?

「日経平均が上昇するときは、中小型株や新興株は置いてけぼりにされる傾向があるんです。ところが、いったん東証の大型株や主力株が調整入りすると、資金はマザーズやジャスダックなど個人投資家好みの銘柄に向かい、上がり出すというサイクルがあります」

 新興市場も指数は好調に推移しているが、新興株全般が上がっているのではなく、新興株のなかでも大型な銘柄が上がっているという面がある。

「’14年10月から7か月、上昇トレンドを描いてきました。すでに高くなった株を追いかけるのではなく、割安に放置されていて、人気に火がついたとき高騰しやすい中小型株に目を移すタイミングといえます」

◆グランディハウス(東1・8999)354円/100株
【最低購入金額】3万5400円
【目標値】400円
【買い時額】350円
【損切り】335円
【PER】6.41倍
【PBR】0.68倍
【配当利回り】3.39%

土地開発から始め、新築一戸建て、建て売り住宅、分譲住宅を販売する。栃木県中心に、茨城県、群馬県の北関東3県が地盤とする。「東証1部銘柄のなかでも割安感の強い銘柄。チャートは緩やかに上昇基調に転じつつあり、今後人気化となれば大幅な上昇が期待されます」3県に加え、千葉県にも進出。’16年3月期は千葉での受注も寄与し好転へ。

◆モバイルファクトリー(マザーズ・3912)2000円/100株
【最低購入金額】20万円
【目標値】2500円
【買い時額】2000円
【損切り】1850円
【PER】32.21倍
【PBR】4.5倍
【配当利回り】―

’15年3月26日に上場したばかりの直近公開銘柄。スマートフォンゲームなどモバイルサービス事業を展開。特に位置ゲームアプリに強みを持つ。「公開価格1410円に対し、2812円で初値を形成。3840円の高値を記録しましたが、その後は売り物に押され、調整が続いていました。ところが、最近は2000円あたりでは底堅く推移しており、今後は底打ち反転の動きが期待されます」

◆サンバイオ(マザーズ・4592)1774円/100株
【最低購入金額】17万7400円
【目標値】2400円
【買い時額】1700円
【損切り】1600円
【PER】―倍
【PBR】―倍
【配当利回り】―

再生細胞薬を開発・販売実現へ向けた事業を展開するバイオベンチャー。事業パートナーに帝人、大日本住友製薬の大企業が名を連ねる。「製品は他社のライセンス導入品ではなく自社開発による独自製品で、脳梗塞など、いまだ有効な治療法がない脳神経疾患などへ向けた治療薬の実現を目指しています。脳梗塞薬『SB623』の臨床試験が進んでいて、有効性が高く評価されています」

◆ケネディクス(東1・4321)531円/100株