いよいよ7月4日(土)に公開される映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。

【画像】『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で描かれる「愛」とは?

ウレぴあ総研 ディズニー特集では、今作で監督・脚本を務めたジョス・ウェドン監督にインタビューを敢行。

前作『アベンジャーズ』でも監督・脚本を務め、以降のマーベル作品すべてに関わってきた監督。

『トイ・ストーリー』の共同脚本家も務めた彼が、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』への想いを語りました。

様々な形で描かれる「愛」

―日本でのキャッチコピーは「愛を知る全人類に捧ぐ」ですが、監督はこの映画のテーマは何だと思いますか。

マーベル作品に共通する「大いなる力には大いなる責任が伴う」というのはもちろんテーマです。

また、今回の作品では、人間らしく生きることとヒーローとして生きることの違いにアベンジャーズが気付かされます。

―「愛」のパートはどれくらいありますか。

親子の愛、戦友の愛、恋愛の愛などこの映画は愛がてんこ盛りです。

ウルトロンも、狂ってはいますが、特に双子(スカーレット・ウィッチとクイックシルバー)に対して彼なりの愛を持っています。

この映画で起こる悪いことも良いことも、全て何らかの愛から生まれています。

その結果、恐ろしい破壊や大混乱をもたらしするかもしれないけれども、最終的にはそれを経て最高の人間になれるという誇り高き場所へたどり着けるかの分かれ道にもなります。

意外な組み合わせから見える、キャラクターの新たな側面

―キャラクターそれぞれが単独映画でのファンも獲得しており、それぞれのファンにどのように応えようと思いましたか。

何十年に渡って人気を博してきたキャラクターたちなので、映画の2,3本ではとうてい描ききれるとは思っていませんし、そこを掘り下げる余地はまだまだあると思います。

アベンジャーズの良いところは、メンバーが多いだけでなくメンバー同士の関係を通して、ひとりひとりの個性が引き立ち、これまで見えてこなかった部分が他のキャラクターによって引き出されていく部分が面白みのひとつだと思っています。

―なぜウルトロンを敵として選んだのでしょうか。

大きいし強いし増殖するし(笑)、アベンジャーズにはもってこいの敵です。

オリジナルのコミックとは異なりますが、アベンジャーズが生み出した存在であるということは面白いことです。

ロボットという人間的なものが排除された存在でありながら、気が狂ったロボットとして描くのも面白く、描いてみたいと思いました。

ウルトロンは理性を失い、制御不能で、ある意味誰よりも人間的な感情が爆発しています。

マーベル作品を撮り終えて

―監督はこれまで様々なマーベル映画に関わり、ついにこの作品に辿り着いたわけですが、これまでを振り返って今の心境を教えてください。

キャプテン・アメリカの1作目もアベンジャーズと同時に関わってきたので、そこから私のマーベル・シネマティック・ユニバースとの旅が始まりました。

また、『アベンジャーズ』以降の全作品にコンサルタントとして関わってきました。

それを経て、今回特に私の思い入れが深い、より私的な作品になっています。

今は自分の生涯の夢が叶って、また次の夢を見つけなきゃなあというしみじみした気分です。

―次はどのようなことをやりたいですか。

本当に小さい個人的な規模の映画を撮りたいと思います。

しかしその前にゆっくり休みたいですね。

ディズニー・プリンセスのアベンジャーズも撮りたいです(笑)。

―監督はマーベルの他に『トイ・ストーリー』の脚本も書かれましたが、今やどちらもディズニーです。ディズニーに対する繋がりは感じますか。

マーベルもスター・ウォーズも買収されて、私の子供のころからの夢は全てディズニーの傘下になってしまいました(笑)。

実はディズニーのミュージカルを撮る企画があったんですけれど、結局それは没になってしまいました。

壮大ながらテンポの良い脚本の秘訣

―様々なキャラクターをテンポよく描写する脚本で気を付けた点はどこですか。

それぞれがはっきりしたキャラクターなので出すだけでも十分魅力的ではありますし、キャラクターそれぞれに見せ場を作ることも大事です。

しかし、意外なキャラクター同士の組み合わせを作ることで、見たことのない側面をお互いに引き出しあうことができるので、そこに気を付けました。

また、あれだけのキャラクターを出しながら、ひとつひとつのストーリーがメインの一本線のストーリーに乗っかってくるようにストーリーを作るのが難しかったです。

―今回の作品は特にアクションとストーリーのシーンがテンポよく進んでいる印象を受けました。そこに関して苦労したのはどのような点ですか。

アクションと会話のバランスは大事ですし、アクションシーンそのものがシンフォニーを奏でるように、何かが強すぎたりしないように演出するかに気を付けました。

アクション、会話というメリハリの付け方だけでなく、アクションシーンの中のちょっとした会話とか、アクションシーンの中で描かれるキャラクター同士の絡み、といったところから内面が伝わってきたり、会話のシーンの中で次につながる重要なアクションが起こっていたり、というようにしました。

アクションと会話がお互いに切り離されないように心掛けました。

マーベル・コミックファンの監督の思い入れ

―監督自身、アベンジャーズのヒーローで最初にファンになったのは誰ですか。

Xメンのキャラクターですが、ビーストです。

居場所を探しているキャラクターとして共感できました。

もちろんアイアンマンも好きです。

彼は色々な意味でパワーを持ちながらも、それをどう使うかという点で危なっかしいキャラクターでもあり、どきどきさせられる面白いキャラクターです。

ヴィジョンもとても好きです。

涙を流すアンドロイドということで。

7月4日(土)全国ロードショー!

パワーを持ちながら、どう使うかが危なっかしいというアイアンマン。

この映画ではまさに彼の発明によって、アベンジャーズに危機が訪れます。

敵であるウルトロンをはじめ、スカーレット・ウィッチとクイックシルバーの双子、そしてヴィジョンと新キャラクターも登場。

とにかくたくさんのヒーローが、アクションとストーリーで魅せてくれる超大作が『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』です。

ヒーロー同士、アクションとストーリーがお互いに絡み合い、オールキャストの映画だからこそ見えるMCUの新たな側面も映画の魅力。

映画館の大迫力でぜひ観ていただきたい作品です。

映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
7月4日(土)全国ロードショー