暑くなるほどにスパイスの効いたカレーを食べたくなりませんか? インドやタイなど暑い地域から来た料理には、暑さを撃退する知恵が詰まっています。スパイスが効いた辛い料理には食欲を増進する効果も。しっかりと食べて夏バテ予防に役立てましょう。

スパイスの辛さで発汗&清涼

カレーなどの辛い料理にふんだんに使われているのがスパイスです。唐辛子やコショウを始めクミン、ターメリックなど、辛さを感じるスパイスには発汗作用があります。すごく辛いカレーを食べて汗がだくだくという経験がある方も多いでしょう。発汗作用は、スパイスの辛み成分が味覚や嗅覚などの神経組織や内臓組織を刺激することによって起こる生理現象です。汗が出れば、その汗が皮膚の体温を奪って蒸発していくので、やがて体の表面温度が下がり涼しさを感じるのです。

ピリッとした辛さには食欲増進効果もある

辛み成分の効果は発汗作用だけでなく、食欲を増進させる効果もあります。これはスパイスの辛み成分が胃液の分泌を増やすことによるものです。カレーの香りをかいだだけで、食欲が出てくるなんていう方もいるのではないでしょうか。スパイスの効いた料理は、夏バテ気味で弱った胃にもピッタリです。モリモリ食べて夏バテを撃退しましょう。

もちろん和食でも辛みを利かせればOK

香辛料にはいろいろな種類があり、辛みを感じる香辛料もいろいろです。エスニック料理が苦手という方は、和食で辛みを工夫してみるのもいいでしょう。和食に合うスパイスは、唐辛子、ショウガ、山椒などです。みそ汁に唐辛子を入れてみたり、鶏肉を山椒とコショウで焼いてみても暑さ対策にバッチリです。ショウガには血流をアップする効果もあるので、疲労回復にもオススメ。ソーメンを食べたい時も、あえて鷹の爪をたっぷり使ったペペロンチーノなどはいかがでしょうか。

暑い夏にピッタリのスパイス料理ですが、香辛料の成分は胃や小腸で吸収されやすいので、摂りすぎは禁物です。ほどほどを心掛けて、暑い夏を乗り切りましょう。


writer:岩田かほり