ユース時代にイングランドに敗れた岩渕が警戒心「最後に何かがある」

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文=江橋よしのり

 29日のエドモントンは、真夏のような日射しがやわらぎ、一転の空模様となった。小雨に濡れる人工芝のグラウンドで、なでしこジャパンは準決勝に向けて約1時間の練習を行った。

 冒頭15分以外のみ公開された練習には、昨日足首を負傷したFW菅澤優衣香も元気な姿を見せ、22人全員がしっかり汗を流した。

 決勝トーナメントに入り2試合連続右サイドハーフで先発出場しているMF川澄奈穂美は、対戦相手がイングランドに決まったことについて次のように語った。

「イングランドの試合の映像を、もう一度よく研究したい。でもこれまでの対戦相手が日本とは違うタイプなので、イングランドが日本戦でどういうサッカーをしてくるかは、まだ分からない。試合に入ってから15分の間に、相手の狙いを感じることが大事になると思います」

 また、オーストラリア戦で待望のワールドカップ初得点を挙げたFW岩渕真奈は、これまでU-17、U-20の女子W杯でイングランドと対戦した経験の持ち主だ。岩渕が日本人史上初めてW杯のMVPに選ばれた2008年のU-17女子W杯では、準々決勝でイングランドと戦い、“リトルなでしこ”は終盤に追いつかれ、PK戦の末敗れた。

 岩渕はその時のことを思い出し、「イングランドとの試合では最後に何かがあるという印象です」と語る。そして「決勝へ進みたいという気持ちはお互いに強いと思う。日本はみんなで力を合わせて頑張りたいです」と、言葉に力を込めた。