Doctors Me(ドクターズミー)- 知っているようで知らなかった!“うなぎ”を夏に食べる本当の理由

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昔から日本人に愛され続ける「うなぎ」料理。特に暑い夏を迎える「土用の丑の日」になると、全国でうなぎ一色になりますね。そもそも、うなぎはどうして夏に食べるのでしょうか? 知っているようで知らないそんな疑問に、医師が答えてくれました。

■ 決め手は、その豊富な栄養素

まずは、うなぎに含まれる豊富な栄養素から見ていきましょう。
例えばタンパク質やカルシウムなどのほかに、以下の栄養素を含みます。

・ビタミンA
皮膚や粘膜を正常に保とうとする働きがあり、胃腸や風邪などに効果があるとされています。また、目や成長にも大切な栄養素です。
・ビタミンB1、B2
粘膜や皮膚の健康維持やエネルギーの産生に関わる働きもあるので、疲労に効果があります。
・ビタミンD
カルシウムの吸収を高め、ともに骨を強くし、骨粗鬆症などを防ぎます。
・ビタミンE
抗酸化作用があります。
・鉄
貧血の予防、または貧血からくる疲労感などをおさえる働きがあります。
・EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)
不飽和脂肪酸。コレステロールをおさえ動脈硬化を予防し、血流を改善する効果があります。

■ 夏にうなぎを食べるといい理由

うなぎに含まれる豊富な栄養素が、暑さで食欲が落ちて弱った胃の粘膜に働き、しっかり食べることを促すのです。

そして、
・夏バテの防止
・夏に落ちた体力の回復
・疲労回復
・疲労感をおさえる
といった効果が期待できるため、うなぎは夏に食べるといいといわれています。

■ 医師からのメッセージ

もともと、江戸時代には「丑の日に“う”のつく食べ物を食べると夏バテしない」という風習がありました。発明家・平賀源内がうなぎ屋に頼まれ、うなぎを売るために“本日丑の日”と書いた張り紙をうなぎ屋に貼ろうと発案し、それがブームとなって今日に至るといわれています。

「土用の丑の日」に限らず、夏の時期にうなぎを食べることは、栄養学的に理にかなっているといえます。おいしくうなぎを食べて、夏バテを防ぎたいですね。