暑くて食欲がないからといって、そうめんなど冷たいものばかりで済ませてしまっては、さらに夏バテが加速することに。夏バテ対策には栄養補給がいちばんです。なかでも夏が旬の“夏野菜”には、夏に必要な栄養がいっぱい。トマトやゴーヤなど暑い時でも食べられる野菜が多いので、夏のパワー不足に活用しましょう。

夏に必要なビタミンを補給してくれるオススメ夏野菜

夏に摂りたいビタミンは、糖質や脂質を代謝してエネルギーに換えるビタミンBや、暑さに対抗するビタミンC、抗酸化力のあるビタミンE、β-カロテンなど。トマトやゴーヤ、カボチャを積極的に食べましょう。

トマトのリコピンで抗酸化

トマトの赤みのもとであるリコピンは強力な抗酸化力が特徴です。その他にもカロテンやビタミンCがいっぱい。生でも食べられるトマトは夏にこそ食べたい野菜です。ミニトマトから大玉までたっぷり食べてくださいね。

南方の野菜ゴーヤで夏に強くなる

沖縄料理で有名なゴーヤは、苦み成分のモモルデシンが食欲を増進します。南方が起源の野菜だけあって、ビタミン、B1、カロテン、カリウム、リン、鉄分など夏に強くなる栄養がいっぱいです。ゴーヤのビタミンCは加熱に強いのも特徴です。暑い夏に食べるゴーヤチャンプルは格別に美味しいですよね。

カボチャでビタミンEを補給

カボチャは実は7月からが旬の野菜。カボチャに含まれるビタミンEも抗酸化力の強い代表的な栄養素。利尿効果のある小豆と一緒に煮れば夏のムクミも解消します。その他には、β-カロテン、ビタミンB1、B2、Cなどが豊富です。

夏バテ防止にはヌルヌル野菜

ヌルヌル、ネバネバした野菜の注目成分はムチン。ムチンには胃の粘膜を保護する働きがあるので、冷たいものの食べ過ぎで疲れた夏の胃にもピッタリ。疲労回復や肌の老化を防止する働きもあります。なかでも夏のネバネバ野菜の代表オクラに含まれるムチンは、組織を破壊するほど働きが強くなるので、できるだけ細かく刻んで食べましょう。熱を通し過ぎるとムチンが流れ出てしまうので、さっとゆでる程度にしましょう。モロヘイヤのネバネバもムチンです。細かく刻むほど効果を発揮します。アクにはカルシウムの吸収を阻害する働きがあるので、茹でた後は水にさらしてあく抜きをしましょう。


writer:岩田かほり