Doctors Me(ドクターズミー)- 妊婦に朗報?【会陰マッサージ】で出産がラクになる?

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初の出産では、何もかもが初体験。ゆえに、さまざまな情報を人から聞いては試してみたくなるもの。最近話題の「会陰マッサージ」もそのひとつではないでしょうか。とはいえ、部位が部位なだけに、え!? と思われる方もいるかかもしれません。

というわけで、今回はこのマッサージが、本当に妊婦にとって有効なものなのか、医学的な見地で検証してみました。

どんなマッサージなの?

膣から自然分娩をする際には胎児の頭や体が膣口から出てくるために、大変な痛みを伴います。場合によっては会陰部を切開して出口を広げることも……。会陰マッサージは、この出産時の切開を回避する目的で、広く行われているようです。

方法は、会陰部に潤滑油を塗り、膣口に親指を入れてゆっくりとマッサージしていきます。それにより、出産の前に膣を広げることができると考えられています。

医学的には、効果はない!?

一般社団法人 日本助産学会による「エビデンスに基づく助産ガイドライン - 分娩期 2012」の中では、分娩時に医療者による会陰マッサージをしても、次の効果は認められず、マッサージは行わない方がよいという見解が記されています。

・分娩時の会陰裂傷予防効果
・会陰切開の割合、低下

その一方で、産前のマッサージであれば効果がある、産痛や分娩後1・2日の疼痛が軽減されるというエビデンスも示されているようです。つまり、会陰裂傷に関しては効果がないとされますが、産後の痛みや、出産に対する精神的な不安を軽減する、という効果はあると考えられます。