Doctors Me(ドクターズミー)- 露出が増える時期!気になる《二の腕のブツブツ》あれは一体……。

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■ 露出が増える、夏前になんとかしたい! 

もうすぐ夏。暑くなると、半袖やノースリーブなど、肌を露出する機会が増えますよね。そんな季節は、思いっきり素肌を見せるファッションを楽しみたいですよね。しかし……今、約3.5人にひとりが二の腕や太もものブツブツやザラザアに悩んでいる、というのです。この、ヒフのトラブル、一体何が原因なのか、そして果たして改善できるのか、医師にズバリお答えいただきました。

■ ブツブツの正体は一体何なの!?

これは、毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)、または毛孔角化症と呼ばれる皮膚疾患。広がってしまった毛穴に皮脂や角質が詰まってヒフが固くなってしまっている状態で、自覚症状はほとんどないようですが、褐色系の色や赤味を帯びたり、軽度のかゆみを感じることもあるようです。

発症時期は、早いケースでは子どもの頃から症状が出始めます。また、小学校高学年の約20%が罹患しているともいわれ、もっとも多いのが思春期。そして、20代以降は年齢と共に次第に症状は軽減し、30代には自然に消えていく人が多いようです。いっぽうで、消えない人も多くいます。

この疾患は、ほとんどの場合が女性といわれていますが、男性にも珍しくありません。

■ 気になる原因は……。

じつは、まだハッキリとは解明されていません。しかし、一説によると遺伝によるものと言われています。ぶつぶつした丘疹の中身は角栓で、毛穴周囲の角質が肥厚し毛穴を塞ぐことで丘疹が発生します。角質以外に、毛穴の中に毛が一緒に詰まっていることもあります。

■ 問題は、特定の治療法がないこと。

ほとんどの症例では特に痛みや痒みなどの自覚症状はないので、特に治療を行わずとも健康上重大な問題はありません。ただ見た目をもっとも気にする若い女性に好発するので、なんとかしたいと思われる方が多いのですが、残念ながら特定の治療法がありません。

ただ、皮膚科へ行くと大抵の場合、尿素配合のクリームを処方されます。それは、肥厚した角質を落とし保湿する効果があるからです。

■ 医師からのアドバイス

ニキビと同じで、擦ったり潰したりすると色素沈着やクレーター状の跡が残る場合がありますので、ナイロンタオルでごしごしこすったり、つぶして中身を出そうとしたりするのはNG。また保湿を怠ってお肌が乾燥すると、より角化が早まって悪化してしまいますので、特に乾燥する季節はしっかりと保湿するようにしましょう。

30歳を超えると目立たなくなりやすいので、経過観察となることも多いです。根気強く頑張る必要がありますが、自分が気にしているほど、人は気にしていないと気楽に考えることもポイントですね!

(監修:皮膚科 吉澤先生)