野犬がセラピードッグとして生まれ変わる!人と犬の「幸福な関係」

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これまで、人と犬の関係は主に「飼い主」と「ペット」だった。しかし、時代の流れに合わせて、その概念は少しずつ変わりつつあるようだ。

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これらの写真は、一見すると見慣れた光景に見えるかもしれない。飼い主がペットを可愛がっている。そんな、ありふれた日常のひとコマ。

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ところが、この犬たちはペットとしての役割を担っているわけではない。実は、セラピードッグとして患者を「治療中」なのだ。

これはコロンビアの非営利組織であるAnimal Love Foundationが行なっている取り組み。WHO(世界保健機関)によると、世界中の診療の約8割はストレスやうつ病、肥満などの「現代病」が理由のものだそう。犬との触れ合いを通じてストレスを軽減させ、精神的な健康へと導くドッグセラピーは、こうした状況を改善する特効薬になり得るとされている。

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この取り組みの背景には、コロンビアという国の現状もあったようだ。ある専門医は言う。

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「コロンビア人は、あまり外出しません。長時間座ったままの人が多く、高血圧や肥満になりやすいのです。でも、犬がいると散歩に行くようになる。笑顔だって増えるでしょうね」

しかも、このセラピードッグたちは、もともとは飼い主のいない野犬だ。Animal Love Foundationは医師や獣医師、生理学者、専門家などの協力を得て1,200匹以上の野犬リストを作成。それを730以上の診療所に送付し、通常の処方に加えてドッグセラピーを導入するよう依頼したのだという。

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結果として数百人の患者が生活の質を向上させただけでなく、Animal Love Foundationが引き取った野犬のうち、実に78%が新しい飼い主を見つけることができたと報告されている。

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ちなみに、日本の老人保護施設や児童福祉施設、知的障害者施設でもセラピードッグの導入事例は増加中だと聞く。「ドッグセラピスト」といった新たな職種が誕生するなど、今後もその必要性は高まるばかりだ。

人が犬を必要とし、犬もまた人を求める。そんな幸福な関係は、これからも続いていく。

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